Barney's blog

アラサーのナンパや恋愛のブログ

Day 3 ストナンノック -流れの重要性と最終判断-

 

3日目の朝。何度も寝て、起きて、を繰り返す。

 

昨晩タイ人を見送ったのは3時を過ぎていた。身体がダルいのは仕方がない。どうしようもない。

 

まだ2日目が終わったところにも関わらず、この疲れはあまり良くない。

 

午後になってブログを書き始める。初日よりも分量が増えている。体力面では確かにしんどい。

 

それでも、書くことが多いのは良いことだ。それだけ行動をしてきた証であるし、それに対して考えている証でもある。

 

夕方には書き終える。その後、少し休憩をして、軽く夕食をとってホテルを出た。

 

 

 

 

 

まだ陽が出ている時間帯だった。夕方の雰囲気は好きだ。鮮やかな夕日がきれいだ。一日がまもなく終わる。感傷的な感覚を覚える。

 

体力は朝と比べれば回復している。気力もみなぎっている。街には昨日と同じように数えられないほどの人がいた。

 

 

 

 

 

ノックを始めて3日目、3回目の台詞だ。

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、ゲームの始まりだ。

 

 

 

 

 

 

 

1声目、2声目、ガンシカ

 

当たり前のことだ。ガンガン数を稼ごう。

 

 

 

3声目、身長が175はありそうな欧米人

 

オープンするも「なぜこの人は私に声をかけたのか」という不思議な表情をされる。上手いトーク運びが一切出来ない。怪しいと思われて立ち去られる。

 

外国人は難しい。言葉が口から流れ出てこない。自分よりも身長が高く、見上げる相手に対して萎縮してしまっている。

 

ストナンノックとは違うが、これはこれで悔しい。克服したい気持ちが沸いてくる。

 

 

 

6声目、身長が高くてスタイルが良い子

 

正直にタイプの子だった。ヒールのサンダルを履いて170cm超、黒のタイトなパンツ、ボーダーのトップス。

 

ガンシカ覚悟で声をかける。

 

オープナーは正確には覚えていない。素直にファッションと雰囲気を褒めた。間を空けて、緩急をつけて、当たり前のことでも多少でも面白い会話になるように意識を払う。

 

改札前でストップ、話しやすい場所へ誘導、和みを数分。時間制限でバーへの打診を行う。無事に通った。

 

 

 

相手の状況を詳しく確認する。

 

渋谷には勉強と買い物のために来ている。家は電車で15分ほどの都内。明日は仕事。

 

まだ早い時間帯だった。時間の余裕は残されている。

 

 

 

話し始めると最初の大人びた雰囲気が崩れ去っていく。

 

「黙っていると美人」と言われるタイプの子だった。話は面白い。声は大きい、突然話が飛ぶ、自分のことを良く話す、お酒を飲む、というユニークなキャラクターだった。

 

 

 

このような女性は嫌いではない。一緒にいて素直に楽しむことが出来ていた。酒が強い。運動をかなりしているらしく、食事もガンガン食べる子だった。

 

仕事の話、恋愛の話、セックスの話、楽しくなってきたのか、会話の内容はどんどん深くなっていく。

 

初めにあった警戒心は取れている。ボディタッチに対する拒否はほぼなくなってきた。ただし、好意的に受け入れられているというより、友達として認められている感じが強い。

 

 

 

男女の友情、という話が上がった。彼女の言葉はこうだ。

 

 

 

「女性は男性と友達になれる。男性は違う。私は友達として良いと思っていた人でも、向こうはそうではないことが何回かあった。」

「男女で友達になることは難しいとはわかっている。それでもいい友達が出来れば嬉しい」

 

 

 

 

 

拒絶か、それともテストか。

 

 

 

 

 

いずれかわからなかったが、私は回答を間違えたらしい。

 

 

 

 

 

距離を詰めすぎない、口説きすぎないことは意識していた。楽しく飲んで、和み、素直に興味があることだけを伝えていた。

 

 

 

職場の上司と寝た話、過去に浮気をした話、今の彼氏にも飲み会に行くことを黙っている話等、相手の情報は十分すぎるほど引き出せていた。相手の求める男性像に合うように振舞っていたつもりだった。

 

 

 

好意はあるがあくまで友達としての好意に留まってしまった。相手の土俵で戦ってしまっていた。

 

自分のことを話す時間をあまり取れなかった。引き込むことが出来なかった。

 

 

 

 

 

会話が盛り上がっているタイミングで切り上げる。お店を出ることを促す。着いてくる。

 

次の店の打診が通らなければ損切りのタイミングだった。翌日の仕事グダをこの状況から崩すことは出来ない。

 

 

 

 

 

案の定打診は通らない。見送って放流。

 

 

 

 

 

エネルギーのある女性は好きだ。ただし、いつも向こうのペースに巻き込まれてしまう。

 

会話の流れをコントロール出来れば十分に勝機はあったはずだ。楽しく飲めて、盛り上がって、和んだけれど続かない。悔しい敗北だ。

 

 

 

 

 

まだ時間に余裕はある。10時にもなっていない。声かけを継続する。

 

 

 

 

 

 

 

19声目、髪色の明るいお姉さん

 

おしゃれな雰囲気。髪は明るいがギャルではない。大人っぽさもある。全体的にオシャレだけどカジュアル。

 

買い物袋をネタに声かけ。何の工夫もない声かけでも、お酒が入った楽しい雰囲気が伝わったのかオープン。平行トークで情報を引き出す。

 

 

 

 

 

「本当に暑い。喉渇いた」

 

 

 

 

 

カフェの目の前だった。会話の流れとは別に向こうが小声で呟く。

 

 

 

 

 

自分の発言に気づいているのか?意図的なのか?

 

内心は動揺するが、態度には出さずに「じゃあ」という流れでカフェに連れ出し。

 

夏限定のメニューを見て、印象をカップルのように伝え合う。それぞれが別のものを注文。

 

 

 

席について、改めて会話を開始する。

 

20台中盤、ファッション関係、仕事は拘束時間が長く休みは不定期、渋谷からタクシーで帰れる距離で一人暮らし。

 

買い物袋は友達への誕生日プレゼント、これから待ち合わせ、という状況。

 

 

 

会話は楽しく進む。負けたとはいえ、先ほどの連れ出しの流れが生きている。女の子は終始笑顔だった。一瞬で男女の関係についても話が及ぶ。

 

「ナンパで知り合った男と関係を持つことは何度かあった、身内には手を出せない、共通の知り合いがいない相手がちょうどいい。」

 

相手の発言の真意はわからない。楽しくこちらを見て話をしてくれている。目は終始見つめてくる感じだった。

 

友達が渋谷に到着したという連絡が入った。残念ながらお店を出る。

 

 

 

女性:「これだけ楽しく話せてよかった。全然気を使わないで楽だった」

 

バーニー:「少しは気を使って話してよ。その言い方はどうなの?これから、友達と会うでしょ。そっちの方が気楽に楽しく話せるんじゃない?」

 

女性:「ごめん。そういうことじゃない。もちろんあなたのことを見て、気を使いながら話はしてる。でも、友達や職場の人達だと、どうしてもお互いの人間関係を大事にして、相手に気を使って話す必要があるから。お互いのこと全然知らないからこそ、変な気遣いがなく話せて良かった」

 

 

 

友達と飲んだ後、その友達は彼女の家に泊まることになるらしい。可能性は低いがブーメランは投げる。

 

もし後で合流出来そうならその時は連絡するように伝える。ホテル近くのバーの話をしておいた。理由付けの布石を作っておいた。

 

 

 

「次に東京に来ることがあったら、私の家に泊まりなよ。すぐ近くだから。ごめん。友達のとこ行くね」

 

 

 

最後に彼女はそう言って歩き去っていった。

 

 

 

 

 

ブーメランが回収出来る可能性は低いだろう。それでも、ここまで短時間で和めたことは良かった。流れはいい。

 

1人目の連れ出しでお酒を少し飲みすぎてしまってはいたが、心も身体も問題はない。まだまだ戦える。ブーメランを待つのではなく、積極的に次に行こう。

 

 

 

 

 

ガンガン声をかけるが、シカトが続く。

 

 

 

 

 

34声目、チェックのワンピース、フリルのバッグ、即系の匂いがする女の子

 

携帯にとても集中している子に声をかける。驚くようなスピードでラインのやり取りをしている。

 

「彼氏とのケンカ?友達からの修羅場相談?」

 

会話は成り立つものの反応は良くない。キャッチボールが出来ない。一方的に自分のことを話すことが多い。

 

時間は1時前後、粘るべきかの判断を迫られる。

 

 

 

 

 

ブログに対してゆうたろうさんがコメントをくれた。飲み会で一度会っただけにもかかわらず、ブログを読んでしっかりと分析してくださった。

 

 

 

「粘りが不足している。綺麗にやろうとして、本来いける層を勝手に自分で損切りしてしまうケースが発生しているのでは。泥臭く打診をし続けてみてはどうか」

 

 

 

粘りと損切りの判断は、まだまだ下手な自覚がある。

 

粘ればいけるのに切ったら取りこぼす、損切りすべきところを粘れば時間がまるまる無駄になる。

 

ナンパのとても難しいところだ。その判断が上手い人こそがナンパが上手い人なのだろう。

 

今回のノックでは、数や効率を意識するからこそ、粘りが足りない場面があったかもしれない。

 

 

 

粘ることを決めた。

 

 

 

徐々に会話が成立してくる。ライブ帰り、これからロッカーに荷物を取りに良く、ネットカフェに宿泊する予定。

 

ただのラッキーでしかない。粘らなければ情報を引き出すことも出来なかった。

 

向こうから私のホテルに泊まれるかどうか打診をしてくる状態。

 

 

 

このようなケースはあまり経験がない。やばいメンヘラではないことはやり取りからわかっている。ただ、普通の女の子ではない。違和感はとても残る。

 

 

 

軽いギラをしかけても流される。嫌がっているわけでも、受け入れるでもなく、綺麗に流すわけでもない。面倒くさいように流す。

 

 

 

必死で頭を働かす。果たしてこの子をホテルまで連れ出していいのか。

 

 

 

連れ出すということは、泊めることになる。荷物を持ってくることになる。

 

食いつきは怪しい。ここからのトーク口説きに更に時間を使うことになるのではないか。

 

それにブーメランを仕込んだ子の方がずっとスト値が高い。前の子は派手ではありつつもやさしそうな雰囲気が好きだった。余計に悩んでしまう。

 

 

 

自信はなかった。彼女は私に好意を持っていない。切られるラインではないだけ。今晩の宿を探しているだけ。その対価にセックスを支払うだけ。

 

そんな気がした。だからこそ、ギラに対して興味のない流し方をするのだろう。

 

クロージングは正面からかけられない。破綻させたくはなかった。セックスを匂わすような会話で様子を見る。反応はない。受け入れでも否定でもない。

 

 

 

踏み込んでみることにした。ホテルへ。

 

 

 

ギラ。キスやハグに多少の抵抗はあるものの、そこから先はスムーズだった。

 

 

 

はっきり言って達成感のあるゲットではない。結果を優先したことは否めない。

 

 

 

【振り返り】

楽しく、集中して、良い流れを感じながら取り組むことが出来た。犬1日目と全然違う感覚だった。

 

街に慣れたこともあるが、気温と湿度が下がったことも大きな要因だった。

 

自分のコンディションは自分で整えるものだが、どうしても環境の影響は受けてしまう。それを実感した。

 

 

 

一人目の連れ出し負けは本当に悔しい。タイプだっただけになおさらだ。

 

「主導権を握る、自分の世界に引き込む、相手の土俵で戦わない」

 

過去に反省したことは何度もある。頭ではわかっている。それが出来なかった。

 

無理に優位に立とうとして力を入れる必要はない。自然に引き込めなければ、到底勝てる相手ではない。

 

トークの最中に意識が不足していた。流れに任せるがままにしてしまっていた。これは多いに反省だ。

 

 

 

2人目の連れ出し。ここまで短時間で順調にいったことは驚きだ。時間を使うことが出来ていれば、ゲットは出来ていたはずだ。

 

特に意識することなく、スムーズに会話を組み立てられたことに自分で驚く。成長を感じられる。

 

とはいえ、何が上手くいった要因なのかはわからない。

 

相手の話を聞く、興味を持つ、共感する、認める、適度にいじる、深い話に誘導する。

 

基本的な点は理解していても、その女性のどこに何が響くのはまだわからない。次回東京に行くとき、ぜひアポを取りたいと思える、話をしていて楽しい子であった。

 

 

 

3人目の連れ出し。女性に対する理解がまだまだ足りていない。

 

本当にいろんなタイプの女性がいるはずだ。自分が接したことのないタイプの女性、態度を取る女性がいるはずだ。

 

今回は何とか読んで、結果的に正解を掴むことが出来た気がしているが、まだまだ圧倒的に経験が不足していることを感じた。

 

別に自分で経験を積む必要はない。ナンパ友達としょうもない会話をして、頭の中にたくさんの引き出しを作る必要がある。

 

単なるナンパの実力向上だけでなく、女性という生き物への理解を深めたい。

 

 

 

 

 

【翌日以降に向けて】

ようやく3日目のブログ執筆が終わった。

 

ナンパとブログと睡眠だけで一日があっという間に過ぎ去っていく。他のことをする時間と心の余裕が一切ない。

 

疲れてはいるが、コンディションは今のところ悪くない。ゆっくりと休んで、4日目の夜に備える。

 

古都の気温はとても高い。かなり厳しいストになるだろう。人の数の少なさにも苦労することになるだろう。

 

丁寧な声かけで勝機を手繰りよせる戦いになるかもしれない。

 

 

 

 

 

【総括】

(3日目)

 活動時間:6時-1時半(7時間半)

声掛け数:34

連絡先数:3

ゲット数:1

 コスト:1.7万円(ホテル1.2万円、バー・居酒屋3千円、カフェ千円、タクシー千円)

 

 

 

(1日目-3日目)

 活動時間:18時間半

声掛け数:93

連絡先数:9(10%)

連れ出し数:6(6%)

ゲット数:2(2.2%)

 コスト:4.9万円(ホテル3.5万円、バー・居酒屋9千円、カフェ千円、タクシー4千円)

 

 

 

 

 

3日目の朝。何度も寝て、起きて、を繰り返す。

 

昨晩タイ人を見送ったのは3時を過ぎていた。身体がダルいのは仕方がない。どうしようもない。

 

まだ2日目が終わったところにも関わらず、この疲れはあまり良くない。

 

午後になってブログを書き始める。初日よりも分量が増えている。体力面では確かにしんどい。

 

それでも、書くことが多いのは良いことだ。それだけ行動をしてきた証であるし、それに対して考えている証でもある。

 

夕方には書き終える。その後、少し休憩をして、軽く夕食をとってホテルを出た。

 

 

 

 

 

まだ陽が出ている時間帯だった。夕方の雰囲気は好きだ。鮮やかな夕日がきれいだ。一日がまもなく終わる。感傷的な感覚を覚える。

 

体力は朝と比べれば回復している。気力もみなぎっている。街には昨日と同じように数えられないほどの人がいた。

 

 

 

 

 

ノックを始めて3日目、3回目の台詞だ。

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、ゲームの始まりだ。

 

 

 

 

 

 

 

1声目、2声目、ガンシカ

 

当たり前のことだ。ガンガン数を稼ごう。

 

 

 

3声目、身長が175はありそうな欧米人

 

オープンするも「なぜこの人は私に声をかけたのか」という不思議な表情をされる。上手いトーク運びが一切出来ない。怪しいと思われて立ち去られる。

 

外国人は難しい。言葉が口から流れ出てこない。自分よりも身長が高く、見上げる相手に対して萎縮してしまっている。

 

ストナンノックとは違うが、これはこれで悔しい。克服したい気持ちが沸いてくる。

 

 

 

6声目、身長が高くてスタイルが良い子

 

正直にタイプの子だった。ヒールのサンダルを履いて170cm超、黒のタイトなパンツ、ボーダーのトップス。

 

ガンシカ覚悟で声をかける。

 

オープナーは正確には覚えていない。素直にファッションと雰囲気を褒めた。間を空けて、緩急をつけて、当たり前のことでも多少でも面白い会話になるように意識を払う。

 

改札前でストップ、話しやすい場所へ誘導、和みを数分。時間制限でバーへの打診を行う。無事に通った。

 

 

 

相手の状況を詳しく確認する。

 

渋谷には勉強と買い物のために来ている。家は電車で15分ほどの都内。明日は仕事。

 

まだ早い時間帯だった。時間の余裕は残されている。

 

 

 

話し始めると最初の大人びた雰囲気が崩れ去っていく。

 

「黙っていると美人」と言われるタイプの子だった。話は面白い。声は大きい、突然話が飛ぶ、自分のことを良く話す、お酒を飲む、というユニークなキャラクターだった。

 

 

 

このような女性は嫌いではない。一緒にいて素直に楽しむことが出来ていた。酒が強い。運動をかなりしているらしく、食事もガンガン食べる子だった。

 

仕事の話、恋愛の話、セックスの話、楽しくなってきたのか、会話の内容はどんどん深くなっていく。

 

初めにあった警戒心は取れている。ボディタッチに対する拒否はほぼなくなってきた。ただし、好意的に受け入れられているというより、友達として認められている感じが強い。

 

 

 

男女の友情、という話が上がった。彼女の言葉はこうだ。

 

 

 

「女性は男性と友達になれる。男性は違う。私は友達として良いと思っていた人でも、向こうはそうではないことが何回かあった。」

「男女で友達になることは難しいとはわかっている。それでもいい友達が出来れば嬉しい」

 

 

 

 

 

拒絶か、それともテストか。

 

 

 

 

 

いずれかわからなかったが、私は回答を間違えたらしい。

 

 

 

 

 

距離を詰めすぎない、口説きすぎないことは意識していた。楽しく飲んで、和み、素直に興味があることだけを伝えていた。

 

 

 

職場の上司と寝た話、過去に浮気をした話、今の彼氏にも飲み会に行くことを黙っている話等、相手の情報は十分すぎるほど引き出せていた。相手の求める男性像に合うように振舞っていたつもりだった。

 

 

 

好意はあるがあくまで友達としての好意に留まってしまった。相手の土俵で戦ってしまっていた。

 

自分のことを話す時間をあまり取れなかった。引き込むことが出来なかった。

 

 

 

 

 

会話が盛り上がっているタイミングで切り上げる。お店を出ることを促す。着いてくる。

 

次の店の打診が通らなければ損切りのタイミングだった。翌日の仕事グダをこの状況から崩すことは出来ない。

 

 

 

 

 

案の定打診は通らない。見送って放流。

 

 

 

 

 

エネルギーのある女性は好きだ。ただし、いつも向こうのペースに巻き込まれてしまう。

 

会話の流れをコントロール出来れば十分に勝機はあったはずだ。楽しく飲めて、盛り上がって、和んだけれど続かない。悔しい敗北だ。

 

 

 

 

 

まだ時間に余裕はある。10時にもなっていない。声かけを継続する。

 

 

 

 

 

 

 

19声目、髪色の明るいお姉さん

 

おしゃれな雰囲気。髪は明るいがギャルではない。大人っぽさもある。全体的にオシャレだけどカジュアル。

 

買い物袋をネタに声かけ。何の工夫もない声かけでも、お酒が入った楽しい雰囲気が伝わったのかオープン。平行トークで情報を引き出す。

 

 

 

 

 

「本当に暑い。喉渇いた」

 

 

 

 

 

カフェの目の前だった。会話の流れとは別に向こうが小声で呟く。

 

 

 

 

 

自分の発言に気づいているのか?意図的なのか?

 

内心は動揺するが、態度には出さずに「じゃあ」という流れでカフェに連れ出し。

 

夏限定のメニューを見て、印象をカップルのように伝え合う。それぞれが別のものを注文。

 

 

 

席について、改めて会話を開始する。

 

20台中盤、ファッション関係、仕事は拘束時間が長く休みは不定期、渋谷からタクシーで帰れる距離で一人暮らし。

 

買い物袋は友達への誕生日プレゼント、これから待ち合わせ、という状況。

 

 

 

会話は楽しく進む。負けたとはいえ、先ほどの連れ出しの流れが生きている。女の子は終始笑顔だった。一瞬で男女の関係についても話が及ぶ。

 

「ナンパで知り合った男と関係を持つことは何度かあった、身内には手を出せない、共通の知り合いがいない相手がちょうどいい。」

 

相手の発言の真意はわからない。楽しくこちらを見て話をしてくれている。目は終始見つめてくる感じだった。

 

友達が渋谷に到着したという連絡が入った。残念ながらお店を出る。

 

 

 

女性:「これだけ楽しく話せてよかった。全然気を使わないで楽だった」

 

バーニー:「少しは気を使って話してよ。その言い方はどうなの?これから、友達と会うでしょ。そっちの方が気楽に楽しく話せるんじゃない?」

 

女性:「ごめん。そういうことじゃない。もちろんあなたのことを見て、気を使いながら話はしてる。でも、友達や職場の人達だと、どうしてもお互いの人間関係を大事にして、相手に気を使って話す必要があるから。お互いのこと全然知らないからこそ、変な気遣いがなく話せて良かった」

 

 

 

友達と飲んだ後、その友達は彼女の家に泊まることになるらしい。可能性は低いがブーメランは投げる。

 

もし後で合流出来そうならその時は連絡するように伝える。ホテル近くのバーの話をしておいた。理由付けの布石を作っておいた。

 

 

 

「次に東京に来ることがあったら、私の家に泊まりなよ。すぐ近くだから。ごめん。友達のとこ行くね」

 

 

 

最後に彼女はそう言って歩き去っていった。

 

 

 

 

 

ブーメランが回収出来る可能性は低いだろう。それでも、ここまで短時間で和めたことは良かった。流れはいい。

 

1人目の連れ出しでお酒を少し飲みすぎてしまってはいたが、心も身体も問題はない。まだまだ戦える。ブーメランを待つのではなく、積極的に次に行こう。

 

 

 

 

 

ガンガン声をかけるが、シカトが続く。

 

 

 

 

 

34声目、チェックのワンピース、フリルのバッグ、即系の匂いがする女の子

 

携帯にとても集中している子に声をかける。驚くようなスピードでラインのやり取りをしている。

 

「彼氏とのケンカ?友達からの修羅場相談?」

 

会話は成り立つものの反応は良くない。キャッチボールが出来ない。一方的に自分のことを話すことが多い。

 

時間は1時前後、粘るべきかの判断を迫られる。

 

 

 

 

 

ブログに対してゆうたろうさんがコメントをくれた。飲み会で一度会っただけにもかかわらず、ブログを読んでしっかりと分析してくださった。

 

 

 

「粘りが不足している。綺麗にやろうとして、本来いける層を勝手に自分で損切りしてしまうケースが発生しているのでは。泥臭く打診をし続けてみてはどうか」

 

 

 

粘りと損切りの判断は、まだまだ下手な自覚がある。

 

粘ればいけるのに切ったら取りこぼす、損切りすべきところを粘れば時間がまるまる無駄になる。

 

ナンパのとても難しいところだ。その判断が上手い人こそがナンパが上手い人なのだろう。

 

今回のノックでは、数や効率を意識するからこそ、粘りが足りない場面があったかもしれない。

 

 

 

粘ることを決めた。

 

 

 

徐々に会話が成立してくる。ライブ帰り、これからロッカーに荷物を取りに良く、ネットカフェに宿泊する予定。

 

ただのラッキーでしかない。粘らなければ情報を引き出すことも出来なかった。

 

向こうから私のホテルに泊まれるかどうか打診をしてくる状態。

 

 

 

このようなケースはあまり経験がない。やばいメンヘラではないことはやり取りからわかっている。ただ、普通の女の子ではない。違和感はとても残る。

 

 

 

軽いギラをしかけても流される。嫌がっているわけでも、受け入れるでもなく、綺麗に流すわけでもない。面倒くさいように流す。

 

 

 

必死で頭を働かす。果たしてこの子をホテルまで連れ出していいのか。

 

 

 

連れ出すということは、泊めることになる。荷物を持ってくることになる。

 

食いつきは怪しい。ここからのトーク口説きに更に時間を使うことになるのではないか。

 

それにブーメランを仕込んだ子の方がずっとスト値が高い。前の子は派手ではありつつもやさしそうな雰囲気が好きだった。余計に悩んでしまう。

 

 

 

自信はなかった。彼女は私に好意を持っていない。切られるラインではないだけ。今晩の宿を探しているだけ。その対価にセックスを支払うだけ。

 

そんな気がした。だからこそ、ギラに対して興味のない流し方をするのだろう。

 

クロージングは正面からかけられない。破綻させたくはなかった。セックスを匂わすような会話で様子を見る。反応はない。受け入れでも否定でもない。

 

 

 

踏み込んでみることにした。ホテルへ。

 

 

 

ギラ。キスやハグに多少の抵抗はあるものの、そこから先はスムーズだった。

 

 

 

はっきり言って達成感のあるゲットではない。結果を優先したことは否めない。

 

 

 

【振り返り】

楽しく、集中して、良い流れを感じながら取り組むことが出来た。犬1日目と全然違う感覚だった。

 

街に慣れたこともあるが、気温と湿度が下がったことも大きな要因だった。

 

自分のコンディションは自分で整えるものだが、どうしても環境の影響は受けてしまう。それを実感した。

 

 

 

一人目の連れ出し負けは本当に悔しい。タイプだっただけになおさらだ。

 

「主導権を握る、自分の世界に引き込む、相手の土俵で戦わない」

 

過去に反省したことは何度もある。頭ではわかっている。それが出来なかった。

 

無理に優位に立とうとして力を入れる必要はない。自然に引き込めなければ、到底勝てる相手ではない。

 

トークの最中に意識が不足していた。流れに任せるがままにしてしまっていた。これは多いに反省だ。

 

 

 

2人目の連れ出し。ここまで短時間で順調にいったことは驚きだ。時間を使うことが出来ていれば、ゲットは出来ていたはずだ。

 

特に意識することなく、スムーズに会話を組み立てられたことに自分で驚く。成長を感じられる。

 

とはいえ、何が上手くいった要因なのかはわからない。

 

相手の話を聞く、興味を持つ、共感する、認める、適度にいじる、深い話に誘導する。

 

基本的な点は理解していても、その女性のどこに何が響くのはまだわからない。次回東京に行くとき、ぜひアポを取りたいと思える、話をしていて楽しい子であった。

 

 

 

3人目の連れ出し。女性に対する理解がまだまだ足りていない。

 

本当にいろんなタイプの女性がいるはずだ。自分が接したことのないタイプの女性、態度を取る女性がいるはずだ。

 

今回は何とか読んで、結果的に正解を掴むことが出来た気がしているが、まだまだ圧倒的に経験が不足していることを感じた。

 

別に自分で経験を積む必要はない。ナンパ友達としょうもない会話をして、頭の中にたくさんの引き出しを作る必要がある。

 

単なるナンパの実力向上だけでなく、女性という生き物への理解を深めたい。

 

 

 

 

 

【翌日以降に向けて】

ようやく3日目のブログ執筆が終わった。

 

ナンパとブログと睡眠だけで一日があっという間に過ぎ去っていく。他のことをする時間と心の余裕が一切ない。

 

疲れてはいるが、コンディションは今のところ悪くない。ゆっくりと休んで、4日目の夜に備える。

 

古都の気温はとても高い。かなり厳しいストになるだろう。人の数の少なさにも苦労することになるだろう。

 

丁寧な声かけで勝機を手繰りよせる戦いになるかもしれない。

 

 

 

 

 

【総括】

(3日目)

 活動時間:6時-1時半(7時間半)

声掛け数:34

連絡先数:3

ゲット数:1

 コスト:1.7万円(ホテル1.2万円、バー・居酒屋3千円、カフェ千円、タクシー千円)

 

 

 

(1日目-3日目)

 活動時間:18時間半

声掛け数:93

連絡先数:9(10%)

連れ出し数:6(6%)

ゲット数:2(2.2%)

 コスト:4.9万円(ホテル3.5万円、バー・居酒屋9千円、カフェ千円、タクシー4千円)

 

3日目の朝。何度も寝て、起きて、を繰り返す。

 

昨晩タイ人を見送ったのは3時を過ぎていた。身体がダルいのは仕方がない。どうしようもない。

 

まだ2日目が終わったところにも関わらず、この疲れはあまり良くない。

 

午後になってブログを書き始める。初日よりも分量が増えている。体力面では確かにしんどい。

 

それでも、書くことが多いのは良いことだ。それだけ行動をしてきた証であるし、それに対して考えている証でもある。

 

夕方には書き終える。その後、少し休憩をして、軽く夕食をとってホテルを出た。

 

 

 

 

 

まだ陽が出ている時間帯だった。夕方の雰囲気は好きだ。鮮やかな夕日がきれいだ。一日がまもなく終わる。感傷的な感覚を覚える。

 

体力は朝と比べれば回復している。気力もみなぎっている。街には昨日と同じように数えられないほどの人がいた。

 

 

 

 

 

ノックを始めて3日目、3回目の台詞だ。

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、ゲームの始まりだ。

 

 

 

 

 

 

 

1声目、2声目、ガンシカ

 

当たり前のことだ。ガンガン数を稼ごう。

 

 

 

3声目、身長が175はありそうな欧米人

 

オープンするも「なぜこの人は私に声をかけたのか」という不思議な表情をされる。上手いトーク運びが一切出来ない。怪しいと思われて立ち去られる。

 

外国人は難しい。言葉が口から流れ出てこない。自分よりも身長が高く、見上げる相手に対して萎縮してしまっている。

 

ストナンノックとは違うが、これはこれで悔しい。克服したい気持ちが沸いてくる。

 

 

 

6声目、身長が高くてスタイルが良い子

 

正直にタイプの子だった。ヒールのサンダルを履いて170cm超、黒のタイトなパンツ、ボーダーのトップス。

 

ガンシカ覚悟で声をかける。

 

オープナーは正確には覚えていない。素直にファッションと雰囲気を褒めた。間を空けて、緩急をつけて、当たり前のことでも多少でも面白い会話になるように意識を払う。

 

改札前でストップ、話しやすい場所へ誘導、和みを数分。時間制限でバーへの打診を行う。無事に通った。

 

 

 

相手の状況を詳しく確認する。

 

渋谷には勉強と買い物のために来ている。家は電車で15分ほどの都内。明日は仕事。

 

まだ早い時間帯だった。時間の余裕は残されている。

 

 

 

話し始めると最初の大人びた雰囲気が崩れ去っていく。

 

「黙っていると美人」と言われるタイプの子だった。話は面白い。声は大きい、突然話が飛ぶ、自分のことを良く話す、お酒を飲む、というユニークなキャラクターだった。

 

 

 

このような女性は嫌いではない。一緒にいて素直に楽しむことが出来ていた。酒が強い。運動をかなりしているらしく、食事もガンガン食べる子だった。

 

仕事の話、恋愛の話、セックスの話、楽しくなってきたのか、会話の内容はどんどん深くなっていく。

 

初めにあった警戒心は取れている。ボディタッチに対する拒否はほぼなくなってきた。ただし、好意的に受け入れられているというより、友達として認められている感じが強い。

 

 

 

男女の友情、という話が上がった。彼女の言葉はこうだ。

 

 

 

「女性は男性と友達になれる。男性は違う。私は友達として良いと思っていた人でも、向こうはそうではないことが何回かあった。」

「男女で友達になることは難しいとはわかっている。それでもいい友達が出来れば嬉しい」

 

 

 

 

 

拒絶か、それともテストか。

 

 

 

 

 

いずれかわからなかったが、私は回答を間違えたらしい。

 

 

 

 

 

距離を詰めすぎない、口説きすぎないことは意識していた。楽しく飲んで、和み、素直に興味があることだけを伝えていた。

 

 

 

職場の上司と寝た話、過去に浮気をした話、今の彼氏にも飲み会に行くことを黙っている話等、相手の情報は十分すぎるほど引き出せていた。相手の求める男性像に合うように振舞っていたつもりだった。

 

 

 

好意はあるがあくまで友達としての好意に留まってしまった。相手の土俵で戦ってしまっていた。

 

自分のことを話す時間をあまり取れなかった。引き込むことが出来なかった。

 

 

 

 

 

会話が盛り上がっているタイミングで切り上げる。お店を出ることを促す。着いてくる。

 

次の店の打診が通らなければ損切りのタイミングだった。翌日の仕事グダをこの状況から崩すことは出来ない。

 

 

 

 

 

案の定打診は通らない。見送って放流。

 

 

 

 

 

エネルギーのある女性は好きだ。ただし、いつも向こうのペースに巻き込まれてしまう。

 

会話の流れをコントロール出来れば十分に勝機はあったはずだ。楽しく飲めて、盛り上がって、和んだけれど続かない。悔しい敗北だ。

 

 

 

 

 

まだ時間に余裕はある。10時にもなっていない。声かけを継続する。

 

 

 

 

 

 

 

19声目、髪色の明るいお姉さん

 

おしゃれな雰囲気。髪は明るいがギャルではない。大人っぽさもある。全体的にオシャレだけどカジュアル。

 

買い物袋をネタに声かけ。何の工夫もない声かけでも、お酒が入った楽しい雰囲気が伝わったのかオープン。平行トークで情報を引き出す。

 

 

 

 

 

「本当に暑い。喉渇いた」

 

 

 

 

 

カフェの目の前だった。会話の流れとは別に向こうが小声で呟く。

 

 

 

 

 

自分の発言に気づいているのか?意図的なのか?

 

内心は動揺するが、態度には出さずに「じゃあ」という流れでカフェに連れ出し。

 

夏限定のメニューを見て、印象をカップルのように伝え合う。それぞれが別のものを注文。

 

 

 

席について、改めて会話を開始する。

 

20台中盤、ファッション関係、仕事は拘束時間が長く休みは不定期、渋谷からタクシーで帰れる距離で一人暮らし。

 

買い物袋は友達への誕生日プレゼント、これから待ち合わせ、という状況。

 

 

 

会話は楽しく進む。負けたとはいえ、先ほどの連れ出しの流れが生きている。女の子は終始笑顔だった。一瞬で男女の関係についても話が及ぶ。

 

「ナンパで知り合った男と関係を持つことは何度かあった、身内には手を出せない、共通の知り合いがいない相手がちょうどいい。」

 

相手の発言の真意はわからない。楽しくこちらを見て話をしてくれている。目は終始見つめてくる感じだった。

 

友達が渋谷に到着したという連絡が入った。残念ながらお店を出る。

 

 

 

女性:「これだけ楽しく話せてよかった。全然気を使わないで楽だった」

 

バーニー:「少しは気を使って話してよ。その言い方はどうなの?これから、友達と会うでしょ。そっちの方が気楽に楽しく話せるんじゃない?」

 

女性:「ごめん。そういうことじゃない。もちろんあなたのことを見て、気を使いながら話はしてる。でも、友達や職場の人達だと、どうしてもお互いの人間関係を大事にして、相手に気を使って話す必要があるから。お互いのこと全然知らないからこそ、変な気遣いがなく話せて良かった」

 

 

 

友達と飲んだ後、その友達は彼女の家に泊まることになるらしい。可能性は低いがブーメランは投げる。

 

もし後で合流出来そうならその時は連絡するように伝える。ホテル近くのバーの話をしておいた。理由付けの布石を作っておいた。

 

 

 

「次に東京に来ることがあったら、私の家に泊まりなよ。すぐ近くだから。ごめん。友達のとこ行くね」

 

 

 

最後に彼女はそう言って歩き去っていった。

 

 

 

 

 

ブーメランが回収出来る可能性は低いだろう。それでも、ここまで短時間で和めたことは良かった。流れはいい。

 

1人目の連れ出しでお酒を少し飲みすぎてしまってはいたが、心も身体も問題はない。まだまだ戦える。ブーメランを待つのではなく、積極的に次に行こう。

 

 

 

 

 

ガンガン声をかけるが、シカトが続く。

 

 

 

 

 

34声目、チェックのワンピース、フリルのバッグ、即系の匂いがする女の子

 

携帯にとても集中している子に声をかける。驚くようなスピードでラインのやり取りをしている。

 

「彼氏とのケンカ?友達からの修羅場相談?」

 

会話は成り立つものの反応は良くない。キャッチボールが出来ない。一方的に自分のことを話すことが多い。

 

時間は1時前後、粘るべきかの判断を迫られる。

 

 

 

 

 

ブログに対してゆうたろうさんがコメントをくれた。飲み会で一度会っただけにもかかわらず、ブログを読んでしっかりと分析してくださった。

 

 

 

「粘りが不足している。綺麗にやろうとして、本来いける層を勝手に自分で損切りしてしまうケースが発生しているのでは。泥臭く打診をし続けてみてはどうか」

 

 

 

粘りと損切りの判断は、まだまだ下手な自覚がある。

 

粘ればいけるのに切ったら取りこぼす、損切りすべきところを粘れば時間がまるまる無駄になる。

 

ナンパのとても難しいところだ。その判断が上手い人こそがナンパが上手い人なのだろう。

 

今回のノックでは、数や効率を意識するからこそ、粘りが足りない場面があったかもしれない。

 

 

 

粘ることを決めた。

 

 

 

徐々に会話が成立してくる。ライブ帰り、これからロッカーに荷物を取りに良く、ネットカフェに宿泊する予定。

 

ただのラッキーでしかない。粘らなければ情報を引き出すことも出来なかった。

 

向こうから私のホテルに泊まれるかどうか打診をしてくる状態。

 

 

 

このようなケースはあまり経験がない。やばいメンヘラではないことはやり取りからわかっている。ただ、普通の女の子ではない。違和感はとても残る。

 

 

 

軽いギラをしかけても流される。嫌がっているわけでも、受け入れるでもなく、綺麗に流すわけでもない。面倒くさいように流す。

 

 

 

必死で頭を働かす。果たしてこの子をホテルまで連れ出していいのか。

 

 

 

連れ出すということは、泊めることになる。荷物を持ってくることになる。

 

食いつきは怪しい。ここからのトーク口説きに更に時間を使うことになるのではないか。

 

それにブーメランを仕込んだ子の方がずっとスト値が高い。前の子は派手ではありつつもやさしそうな雰囲気が好きだった。余計に悩んでしまう。

 

 

 

自信はなかった。彼女は私に好意を持っていない。切られるラインではないだけ。今晩の宿を探しているだけ。その対価にセックスを支払うだけ。

 

そんな気がした。だからこそ、ギラに対して興味のない流し方をするのだろう。

 

クロージングは正面からかけられない。破綻させたくはなかった。セックスを匂わすような会話で様子を見る。反応はない。受け入れでも否定でもない。

 

 

 

踏み込んでみることにした。ホテルへ。

 

 

 

ギラ。キスやハグに多少の抵抗はあるものの、そこから先はスムーズだった。

 

 

 

はっきり言って達成感のあるゲットではない。結果を優先したことは否めない。

 

 

 

【振り返り】

楽しく、集中して、良い流れを感じながら取り組むことが出来た。犬1日目と全然違う感覚だった。

 

街に慣れたこともあるが、気温と湿度が下がったことも大きな要因だった。

 

自分のコンディションは自分で整えるものだが、どうしても環境の影響は受けてしまう。それを実感した。

 

 

 

一人目の連れ出し負けは本当に悔しい。タイプだっただけになおさらだ。

 

「主導権を握る、自分の世界に引き込む、相手の土俵で戦わない」

 

過去に反省したことは何度もある。頭ではわかっている。それが出来なかった。

 

無理に優位に立とうとして力を入れる必要はない。自然に引き込めなければ、到底勝てる相手ではない。

 

トークの最中に意識が不足していた。流れに任せるがままにしてしまっていた。これは多いに反省だ。

 

 

 

2人目の連れ出し。ここまで短時間で順調にいったことは驚きだ。時間を使うことが出来ていれば、ゲットは出来ていたはずだ。

 

特に意識することなく、スムーズに会話を組み立てられたことに自分で驚く。成長を感じられる。

 

とはいえ、何が上手くいった要因なのかはわからない。

 

相手の話を聞く、興味を持つ、共感する、認める、適度にいじる、深い話に誘導する。

 

基本的な点は理解していても、その女性のどこに何が響くのはまだわからない。次回東京に行くとき、ぜひアポを取りたいと思える、話をしていて楽しい子であった。

 

 

 

3人目の連れ出し。女性に対する理解がまだまだ足りていない。

 

本当にいろんなタイプの女性がいるはずだ。自分が接したことのないタイプの女性、態度を取る女性がいるはずだ。

 

今回は何とか読んで、結果的に正解を掴むことが出来た気がしているが、まだまだ圧倒的に経験が不足していることを感じた。

 

別に自分で経験を積む必要はない。ナンパ友達としょうもない会話をして、頭の中にたくさんの引き出しを作る必要がある。

 

単なるナンパの実力向上だけでなく、女性という生き物への理解を深めたい。

 

 

 

 

 

【翌日以降に向けて】

ようやく3日目のブログ執筆が終わった。

 

ナンパとブログと睡眠だけで一日があっという間に過ぎ去っていく。他のことをする時間と心の余裕が一切ない。

 

疲れてはいるが、コンディションは今のところ悪くない。ゆっくりと休んで、4日目の夜に備える。

 

古都の気温はとても高い。かなり厳しいストになるだろう。人の数の少なさにも苦労することになるだろう。

 

丁寧な声かけで勝機を手繰りよせる戦いになるかもしれない。

 

 

 

 

 

【総括】

(3日目)

 活動時間:6時-1時半(7時間半)

声掛け数:34

連絡先数:3

ゲット数:1

 コスト:1.7万円(ホテル1.2万円、バー・居酒屋3千円、カフェ千円、タクシー千円)

 

 

 

(1日目-3日目)

 活動時間:18時間半

声掛け数:93

連絡先数:9(10%)

連れ出し数:6(6%)

ゲット数:2(2.2%)

 コスト:4.9万円(ホテル3.5万円、バー・居酒屋9千円、カフェ千円、タクシー4千円)

 

 

 

 

 

3日目の朝。何度も寝て、起きて、を繰り返す。

 

昨晩タイ人を見送ったのは3時を過ぎていた。身体がダルいのは仕方がない。どうしようもない。

 

まだ2日目が終わったところにも関わらず、この疲れはあまり良くない。

 

午後になってブログを書き始める。初日よりも分量が増えている。体力面では確かにしんどい。

 

それでも、書くことが多いのは良いことだ。それだけ行動をしてきた証であるし、それに対して考えている証でもある。

 

夕方には書き終える。その後、少し休憩をして、軽く夕食をとってホテルを出た。

 

 

 

 

 

まだ陽が出ている時間帯だった。夕方の雰囲気は好きだ。鮮やかな夕日がきれいだ。一日がまもなく終わる。感傷的な感覚を覚える。

 

体力は朝と比べれば回復している。気力もみなぎっている。街には昨日と同じように数えられないほどの人がいた。

 

 

 

 

 

ノックを始めて3日目、3回目の台詞だ。

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、ゲームの始まりだ。

 

 

 

 

 

 

 

1声目、2声目、ガンシカ

 

当たり前のことだ。ガンガン数を稼ごう。

 

 

 

3声目、身長が175はありそうな欧米人

 

オープンするも「なぜこの人は私に声をかけたのか」という不思議な表情をされる。上手いトーク運びが一切出来ない。怪しいと思われて立ち去られる。

 

外国人は難しい。言葉が口から流れ出てこない。自分よりも身長が高く、見上げる相手に対して萎縮してしまっている。

 

ストナンノックとは違うが、これはこれで悔しい。克服したい気持ちが沸いてくる。

 

 

 

6声目、身長が高くてスタイルが良い子

 

正直にタイプの子だった。ヒールのサンダルを履いて170cm超、黒のタイトなパンツ、ボーダーのトップス。

 

ガンシカ覚悟で声をかける。

 

オープナーは正確には覚えていない。素直にファッションと雰囲気を褒めた。間を空けて、緩急をつけて、当たり前のことでも多少でも面白い会話になるように意識を払う。

 

改札前でストップ、話しやすい場所へ誘導、和みを数分。時間制限でバーへの打診を行う。無事に通った。

 

 

 

相手の状況を詳しく確認する。

 

渋谷には勉強と買い物のために来ている。家は電車で15分ほどの都内。明日は仕事。

 

まだ早い時間帯だった。時間の余裕は残されている。

 

 

 

話し始めると最初の大人びた雰囲気が崩れ去っていく。

 

「黙っていると美人」と言われるタイプの子だった。話は面白い。声は大きい、突然話が飛ぶ、自分のことを良く話す、お酒を飲む、というユニークなキャラクターだった。

 

 

 

このような女性は嫌いではない。一緒にいて素直に楽しむことが出来ていた。酒が強い。運動をかなりしているらしく、食事もガンガン食べる子だった。

 

仕事の話、恋愛の話、セックスの話、楽しくなってきたのか、会話の内容はどんどん深くなっていく。

 

初めにあった警戒心は取れている。ボディタッチに対する拒否はほぼなくなってきた。ただし、好意的に受け入れられているというより、友達として認められている感じが強い。

 

 

 

男女の友情、という話が上がった。彼女の言葉はこうだ。

 

 

 

「女性は男性と友達になれる。男性は違う。私は友達として良いと思っていた人でも、向こうはそうではないことが何回かあった。」

「男女で友達になることは難しいとはわかっている。それでもいい友達が出来れば嬉しい」

 

 

 

 

 

拒絶か、それともテストか。

 

 

 

 

 

いずれかわからなかったが、私は回答を間違えたらしい。

 

 

 

 

 

距離を詰めすぎない、口説きすぎないことは意識していた。楽しく飲んで、和み、素直に興味があることだけを伝えていた。

 

 

 

職場の上司と寝た話、過去に浮気をした話、今の彼氏にも飲み会に行くことを黙っている話等、相手の情報は十分すぎるほど引き出せていた。相手の求める男性像に合うように振舞っていたつもりだった。

 

 

 

好意はあるがあくまで友達としての好意に留まってしまった。相手の土俵で戦ってしまっていた。

 

自分のことを話す時間をあまり取れなかった。引き込むことが出来なかった。

 

 

 

 

 

会話が盛り上がっているタイミングで切り上げる。お店を出ることを促す。着いてくる。

 

次の店の打診が通らなければ損切りのタイミングだった。翌日の仕事グダをこの状況から崩すことは出来ない。

 

 

 

 

 

案の定打診は通らない。見送って放流。

 

 

 

 

 

エネルギーのある女性は好きだ。ただし、いつも向こうのペースに巻き込まれてしまう。

 

会話の流れをコントロール出来れば十分に勝機はあったはずだ。楽しく飲めて、盛り上がって、和んだけれど続かない。悔しい敗北だ。

 

 

 

 

 

まだ時間に余裕はある。10時にもなっていない。声かけを継続する。

 

 

 

 

 

 

 

19声目、髪色の明るいお姉さん

 

おしゃれな雰囲気。髪は明るいがギャルではない。大人っぽさもある。全体的にオシャレだけどカジュアル。

 

買い物袋をネタに声かけ。何の工夫もない声かけでも、お酒が入った楽しい雰囲気が伝わったのかオープン。平行トークで情報を引き出す。

 

 

 

 

 

「本当に暑い。喉渇いた」

 

 

 

 

 

カフェの目の前だった。会話の流れとは別に向こうが小声で呟く。

 

 

 

 

 

自分の発言に気づいているのか?意図的なのか?

 

内心は動揺するが、態度には出さずに「じゃあ」という流れでカフェに連れ出し。

 

夏限定のメニューを見て、印象をカップルのように伝え合う。それぞれが別のものを注文。

 

 

 

席について、改めて会話を開始する。

 

20台中盤、ファッション関係、仕事は拘束時間が長く休みは不定期、渋谷からタクシーで帰れる距離で一人暮らし。

 

買い物袋は友達への誕生日プレゼント、これから待ち合わせ、という状況。

 

 

 

会話は楽しく進む。負けたとはいえ、先ほどの連れ出しの流れが生きている。女の子は終始笑顔だった。一瞬で男女の関係についても話が及ぶ。

 

「ナンパで知り合った男と関係を持つことは何度かあった、身内には手を出せない、共通の知り合いがいない相手がちょうどいい。」

 

相手の発言の真意はわからない。楽しくこちらを見て話をしてくれている。目は終始見つめてくる感じだった。

 

友達が渋谷に到着したという連絡が入った。残念ながらお店を出る。

 

 

 

女性:「これだけ楽しく話せてよかった。全然気を使わないで楽だった」

 

バーニー:「少しは気を使って話してよ。その言い方はどうなの?これから、友達と会うでしょ。そっちの方が気楽に楽しく話せるんじゃない?」

 

女性:「ごめん。そういうことじゃない。もちろんあなたのことを見て、気を使いながら話はしてる。でも、友達や職場の人達だと、どうしてもお互いの人間関係を大事にして、相手に気を使って話す必要があるから。お互いのこと全然知らないからこそ、変な気遣いがなく話せて良かった」

 

 

 

友達と飲んだ後、その友達は彼女の家に泊まることになるらしい。可能性は低いがブーメランは投げる。

 

もし後で合流出来そうならその時は連絡するように伝える。ホテル近くのバーの話をしておいた。理由付けの布石を作っておいた。

 

 

 

「次に東京に来ることがあったら、私の家に泊まりなよ。すぐ近くだから。ごめん。友達のとこ行くね」

 

 

 

最後に彼女はそう言って歩き去っていった。

 

 

 

 

 

ブーメランが回収出来る可能性は低いだろう。それでも、ここまで短時間で和めたことは良かった。流れはいい。

 

1人目の連れ出しでお酒を少し飲みすぎてしまってはいたが、心も身体も問題はない。まだまだ戦える。ブーメランを待つのではなく、積極的に次に行こう。

 

 

 

 

 

ガンガン声をかけるが、シカトが続く。

 

 

 

 

 

34声目、チェックのワンピース、フリルのバッグ、即系の匂いがする女の子

 

携帯にとても集中している子に声をかける。驚くようなスピードでラインのやり取りをしている。

 

「彼氏とのケンカ?友達からの修羅場相談?」

 

会話は成り立つものの反応は良くない。キャッチボールが出来ない。一方的に自分のことを話すことが多い。

 

時間は1時前後、粘るべきかの判断を迫られる。

 

 

 

 

 

ブログに対してゆうたろうさんがコメントをくれた。飲み会で一度会っただけにもかかわらず、ブログを読んでしっかりと分析してくださった。

 

 

 

「粘りが不足している。綺麗にやろうとして、本来いける層を勝手に自分で損切りしてしまうケースが発生しているのでは。泥臭く打診をし続けてみてはどうか」

 

 

 

粘りと損切りの判断は、まだまだ下手な自覚がある。

 

粘ればいけるのに切ったら取りこぼす、損切りすべきところを粘れば時間がまるまる無駄になる。

 

ナンパのとても難しいところだ。その判断が上手い人こそがナンパが上手い人なのだろう。

 

今回のノックでは、数や効率を意識するからこそ、粘りが足りない場面があったかもしれない。

 

 

 

粘ることを決めた。

 

 

 

徐々に会話が成立してくる。ライブ帰り、これからロッカーに荷物を取りに良く、ネットカフェに宿泊する予定。

 

ただのラッキーでしかない。粘らなければ情報を引き出すことも出来なかった。

 

向こうから私のホテルに泊まれるかどうか打診をしてくる状態。

 

 

 

このようなケースはあまり経験がない。やばいメンヘラではないことはやり取りからわかっている。ただ、普通の女の子ではない。違和感はとても残る。

 

 

 

軽いギラをしかけても流される。嫌がっているわけでも、受け入れるでもなく、綺麗に流すわけでもない。面倒くさいように流す。

 

 

 

必死で頭を働かす。果たしてこの子をホテルまで連れ出していいのか。

 

 

 

連れ出すということは、泊めることになる。荷物を持ってくることになる。

 

食いつきは怪しい。ここからのトーク口説きに更に時間を使うことになるのではないか。

 

それにブーメランを仕込んだ子の方がずっとスト値が高い。前の子は派手ではありつつもやさしそうな雰囲気が好きだった。余計に悩んでしまう。

 

 

 

自信はなかった。彼女は私に好意を持っていない。切られるラインではないだけ。今晩の宿を探しているだけ。その対価にセックスを支払うだけ。

 

そんな気がした。だからこそ、ギラに対して興味のない流し方をするのだろう。

 

クロージングは正面からかけられない。破綻させたくはなかった。セックスを匂わすような会話で様子を見る。反応はない。受け入れでも否定でもない。

 

 

 

踏み込んでみることにした。ホテルへ。

 

 

 

ギラ。キスやハグに多少の抵抗はあるものの、そこから先はスムーズだった。

 

 

 

はっきり言って達成感のあるゲットではない。結果を優先したことは否めない。

 

 

 

【振り返り】

楽しく、集中して、良い流れを感じながら取り組むことが出来た。犬1日目と全然違う感覚だった。

 

街に慣れたこともあるが、気温と湿度が下がったことも大きな要因だった。

 

自分のコンディションは自分で整えるものだが、どうしても環境の影響は受けてしまう。それを実感した。

 

 

 

一人目の連れ出し負けは本当に悔しい。タイプだっただけになおさらだ。

 

「主導権を握る、自分の世界に引き込む、相手の土俵で戦わない」

 

過去に反省したことは何度もある。頭ではわかっている。それが出来なかった。

 

無理に優位に立とうとして力を入れる必要はない。自然に引き込めなければ、到底勝てる相手ではない。

 

トークの最中に意識が不足していた。流れに任せるがままにしてしまっていた。これは多いに反省だ。

 

 

 

2人目の連れ出し。ここまで短時間で順調にいったことは驚きだ。時間を使うことが出来ていれば、ゲットは出来ていたはずだ。

 

特に意識することなく、スムーズに会話を組み立てられたことに自分で驚く。成長を感じられる。

 

とはいえ、何が上手くいった要因なのかはわからない。

 

相手の話を聞く、興味を持つ、共感する、認める、適度にいじる、深い話に誘導する。

 

基本的な点は理解していても、その女性のどこに何が響くのはまだわからない。次回東京に行くとき、ぜひアポを取りたいと思える、話をしていて楽しい子であった。

 

 

 

3人目の連れ出し。女性に対する理解がまだまだ足りていない。

 

本当にいろんなタイプの女性がいるはずだ。自分が接したことのないタイプの女性、態度を取る女性がいるはずだ。

 

今回は何とか読んで、結果的に正解を掴むことが出来た気がしているが、まだまだ圧倒的に経験が不足していることを感じた。

 

別に自分で経験を積む必要はない。ナンパ友達としょうもない会話をして、頭の中にたくさんの引き出しを作る必要がある。

 

単なるナンパの実力向上だけでなく、女性という生き物への理解を深めたい。

 

 

 

 

 

【翌日以降に向けて】

ようやく3日目のブログ執筆が終わった。

 

ナンパとブログと睡眠だけで一日があっという間に過ぎ去っていく。他のことをする時間と心の余裕が一切ない。

 

疲れてはいるが、コンディションは今のところ悪くない。ゆっくりと休んで、4日目の夜に備える。

 

古都の気温はとても高い。かなり厳しいストになるだろう。人の数の少なさにも苦労することになるだろう。

 

丁寧な声かけで勝機を手繰りよせる戦いになるかもしれない。

 

 

 

 

 

【総括】

(3日目)

 活動時間:6時-1時半(7時間半)

声掛け数:34

連絡先数:3

 

3日目の朝。何度も寝て、起きて、を繰り返す。

 

昨晩タイ人を見送ったのは3時を過ぎていた。身体がダルいのは仕方がない。どうしようもない。

 

まだ2日目が終わったところにも関わらず、この疲れはあまり良くない。

 

午後になってブログを書き始める。初日よりも分量が増えている。体力面では確かにしんどい。

 

それでも、書くことが多いのは良いことだ。それだけ行動をしてきた証であるし、それに対して考えている証でもある。

 

夕方には書き終える。その後、少し休憩をして、軽く夕食をとってホテルを出た。

 

 

 

 

 

まだ陽が出ている時間帯だった。夕方の雰囲気は好きだ。鮮やかな夕日がきれいだ。一日がまもなく終わる。感傷的な感覚を覚える。

 

体力は朝と比べれば回復している。気力もみなぎっている。街には昨日と同じように数えられないほどの人がいた。

 

 

 

 

 

ノックを始めて3日目、3回目の台詞だ。

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、ゲームの始まりだ。

 

 

 

 

 

 

 

1声目、2声目、ガンシカ

 

当たり前のことだ。ガンガン数を稼ごう。

 

 

 

3声目、身長が175はありそうな欧米人

 

オープンするも「なぜこの人は私に声をかけたのか」という不思議な表情をされる。上手いトーク運びが一切出来ない。怪しいと思われて立ち去られる。

 

外国人は難しい。言葉が口から流れ出てこない。自分よりも身長が高く、見上げる相手に対して萎縮してしまっている。

 

ストナンノックとは違うが、これはこれで悔しい。克服したい気持ちが沸いてくる。

 

 

 

6声目、身長が高くてスタイルが良い子

 

正直にタイプの子だった。ヒールのサンダルを履いて170cm超、黒のタイトなパンツ、ボーダーのトップス。

 

ガンシカ覚悟で声をかける。

 

オープナーは正確には覚えていない。素直にファッションと雰囲気を褒めた。間を空けて、緩急をつけて、当たり前のことでも多少でも面白い会話になるように意識を払う。

 

改札前でストップ、話しやすい場所へ誘導、和みを数分。時間制限でバーへの打診を行う。無事に通った。

 

 

 

相手の状況を詳しく確認する。

 

渋谷には勉強と買い物のために来ている。家は電車で15分ほどの都内。明日は仕事。

 

まだ早い時間帯だった。時間の余裕は残されている。

 

 

 

話し始めると最初の大人びた雰囲気が崩れ去っていく。

 

「黙っていると美人」と言われるタイプの子だった。話は面白い。声は大きい、突然話が飛ぶ、自分のことを良く話す、お酒を飲む、というユニークなキャラクターだった。

 

 

 

このような女性は嫌いではない。一緒にいて素直に楽しむことが出来ていた。酒が強い。運動をかなりしているらしく、食事もガンガン食べる子だった。

 

仕事の話、恋愛の話、セックスの話、楽しくなってきたのか、会話の内容はどんどん深くなっていく。

 

初めにあった警戒心は取れている。ボディタッチに対する拒否はほぼなくなってきた。ただし、好意的に受け入れられているというより、友達として認められている感じが強い。

 

 

 

男女の友情、という話が上がった。彼女の言葉はこうだ。

 

 

 

「女性は男性と友達になれる。男性は違う。私は友達として良いと思っていた人でも、向こうはそうではないことが何回かあった。」

「男女で友達になることは難しいとはわかっている。それでもいい友達が出来れば嬉しい」

 

 

 

 

 

拒絶か、それともテストか。

 

 

 

 

 

いずれかわからなかったが、私は回答を間違えたらしい。

 

 

 

 

 

距離を詰めすぎない、口説きすぎないことは意識していた。楽しく飲んで、和み、素直に興味があることだけを伝えていた。

 

 

 

職場の上司と寝た話、過去に浮気をした話、今の彼氏にも飲み会に行くことを黙っている話等、相手の情報は十分すぎるほど引き出せていた。相手の求める男性像に合うように振舞っていたつもりだった。

 

 

 

好意はあるがあくまで友達としての好意に留まってしまった。相手の土俵で戦ってしまっていた。

 

自分のことを話す時間をあまり取れなかった。引き込むことが出来なかった。

 

 

 

 

 

会話が盛り上がっているタイミングで切り上げる。お店を出ることを促す。着いてくる。

 

次の店の打診が通らなければ損切りのタイミングだった。翌日の仕事グダをこの状況から崩すことは出来ない。

 

 

 

 

 

案の定打診は通らない。見送って放流。

 

 

 

 

 

エネルギーのある女性は好きだ。ただし、いつも向こうのペースに巻き込まれてしまう。

 

会話の流れをコントロール出来れば十分に勝機はあったはずだ。楽しく飲めて、盛り上がって、和んだけれど続かない。悔しい敗北だ。

 

 

 

 

 

まだ時間に余裕はある。10時にもなっていない。声かけを継続する。

 

 

 

 

 

 

 

19声目、髪色の明るいお姉さん

 

おしゃれな雰囲気。髪は明るいがギャルではない。大人っぽさもある。全体的にオシャレだけどカジュアル。

 

買い物袋をネタに声かけ。何の工夫もない声かけでも、お酒が入った楽しい雰囲気が伝わったのかオープン。平行トークで情報を引き出す。

 

 

 

 

 

「本当に暑い。喉渇いた」

 

 

 

 

 

カフェの目の前だった。会話の流れとは別に向こうが小声で呟く。

 

 

 

 

 

自分の発言に気づいているのか?意図的なのか?

 

内心は動揺するが、態度には出さずに「じゃあ」という流れでカフェに連れ出し。

 

夏限定のメニューを見て、印象をカップルのように伝え合う。それぞれが別のものを注文。

 

 

 

席について、改めて会話を開始する。

 

20台中盤、ファッション関係、仕事は拘束時間が長く休みは不定期、渋谷からタクシーで帰れる距離で一人暮らし。

 

買い物袋は友達への誕生日プレゼント、これから待ち合わせ、という状況。

 

 

 

会話は楽しく進む。負けたとはいえ、先ほどの連れ出しの流れが生きている。女の子は終始笑顔だった。一瞬で男女の関係についても話が及ぶ。

 

「ナンパで知り合った男と関係を持つことは何度かあった、身内には手を出せない、共通の知り合いがいない相手がちょうどいい。」

 

相手の発言の真意はわからない。楽しくこちらを見て話をしてくれている。目は終始見つめてくる感じだった。

 

友達が渋谷に到着したという連絡が入った。残念ながらお店を出る。

 

 

 

女性:「これだけ楽しく話せてよかった。全然気を使わないで楽だった」

 

バーニー:「少しは気を使って話してよ。その言い方はどうなの?これから、友達と会うでしょ。そっちの方が気楽に楽しく話せるんじゃない?」

 

女性:「ごめん。そういうことじゃない。もちろんあなたのことを見て、気を使いながら話はしてる。でも、友達や職場の人達だと、どうしてもお互いの人間関係を大事にして、相手に気を使って話す必要があるから。お互いのこと全然知らないからこそ、変な気遣いがなく話せて良かった」

 

 

 

友達と飲んだ後、その友達は彼女の家に泊まることになるらしい。可能性は低いがブーメランは投げる。

 

もし後で合流出来そうならその時は連絡するように伝える。ホテル近くのバーの話をしておいた。理由付けの布石を作っておいた。

 

 

 

「次に東京に来ることがあったら、私の家に泊まりなよ。すぐ近くだから。ごめん。友達のとこ行くね」

 

 

 

最後に彼女はそう言って歩き去っていった。

 

 

 

 

 

ブーメランが回収出来る可能性は低いだろう。それでも、ここまで短時間で和めたことは良かった。流れはいい。

 

1人目の連れ出しでお酒を少し飲みすぎてしまってはいたが、心も身体も問題はない。まだまだ戦える。ブーメランを待つのではなく、積極的に次に行こう。

 

 

 

 

 

ガンガン声をかけるが、シカトが続く。

 

 

 

 

 

34声目、チェックのワンピース、フリルのバッグ、即系の匂いがする女の子

 

携帯にとても集中している子に声をかける。驚くようなスピードでラインのやり取りをしている。

 

「彼氏とのケンカ?友達からの修羅場相談?」

 

会話は成り立つものの反応は良くない。キャッチボールが出来ない。一方的に自分のことを話すことが多い。

 

時間は1時前後、粘るべきかの判断を迫られる。

 

 

 

 

 

ブログに対してゆうたろうさんがコメントをくれた。飲み会で一度会っただけにもかかわらず、ブログを読んでしっかりと分析してくださった。

 

 

 

「粘りが不足している。綺麗にやろうとして、本来いける層を勝手に自分で損切りしてしまうケースが発生しているのでは。泥臭く打診をし続けてみてはどうか」

 

 

 

粘りと損切りの判断は、まだまだ下手な自覚がある。

 

粘ればいけるのに切ったら取りこぼす、損切りすべきところを粘れば時間がまるまる無駄になる。

 

ナンパのとても難しいところだ。その判断が上手い人こそがナンパが上手い人なのだろう。

 

今回のノックでは、数や効率を意識するからこそ、粘りが足りない場面があったかもしれない。

 

 

 

粘ることを決めた。

 

 

 

徐々に会話が成立してくる。ライブ帰り、これからロッカーに荷物を取りに良く、ネットカフェに宿泊する予定。

 

ただのラッキーでしかない。粘らなければ情報を引き出すことも出来なかった。

 

向こうから私のホテルに泊まれるかどうか打診をしてくる状態。

 

 

 

このようなケースはあまり経験がない。やばいメンヘラではないことはやり取りからわかっている。ただ、普通の女の子ではない。違和感はとても残る。

 

 

 

軽いギラをしかけても流される。嫌がっているわけでも、受け入れるでもなく、綺麗に流すわけでもない。面倒くさいように流す。

 

 

 

必死で頭を働かす。果たしてこの子をホテルまで連れ出していいのか。

 

 

 

連れ出すということは、泊めることになる。荷物を持ってくることになる。

 

食いつきは怪しい。ここからのトーク口説きに更に時間を使うことになるのではないか。

 

それにブーメランを仕込んだ子の方がずっとスト値が高い。前の子は派手ではありつつもやさしそうな雰囲気が好きだった。余計に悩んでしまう。

 

 

 

自信はなかった。彼女は私に好意を持っていない。切られるラインではないだけ。今晩の宿を探しているだけ。その対価にセックスを支払うだけ。

 

そんな気がした。だからこそ、ギラに対して興味のない流し方をするのだろう。

 

クロージングは正面からかけられない。破綻させたくはなかった。セックスを匂わすような会話で様子を見る。反応はない。受け入れでも否定でもない。

 

 

 

踏み込んでみることにした。ホテルへ。

 

 

 

ギラ。キスやハグに多少の抵抗はあるものの、そこから先はスムーズだった。

 

 

 

はっきり言って達成感のあるゲットではない。結果を優先したことは否めない。

 

 

 

【振り返り】

楽しく、集中して、良い流れを感じながら取り組むことが出来た。犬1日目と全然違う感覚だった。

 

街に慣れたこともあるが、気温と湿度が下がったことも大きな要因だった。

 

自分のコンディションは自分で整えるものだが、どうしても環境の影響は受けてしまう。それを実感した。

 

 

 

一人目の連れ出し負けは本当に悔しい。タイプだっただけになおさらだ。

 

「主導権を握る、自分の世界に引き込む、相手の土俵で戦わない」

 

過去に反省したことは何度もある。頭ではわかっている。それが出来なかった。

 

無理に優位に立とうとして力を入れる必要はない。自然に引き込めなければ、到底勝てる相手ではない。

 

トークの最中に意識が不足していた。流れに任せるがままにしてしまっていた。これは多いに反省だ。

 

 

 

2人目の連れ出し。ここまで短時間で順調にいったことは驚きだ。時間を使うことが出来ていれば、ゲットは出来ていたはずだ。

 

特に意識することなく、スムーズに会話を組み立てられたことに自分で驚く。成長を感じられる。

 

とはいえ、何が上手くいった要因なのかはわからない。

 

相手の話を聞く、興味を持つ、共感する、認める、適度にいじる、深い話に誘導する。

 

基本的な点は理解していても、その女性のどこに何が響くのはまだわからない。次回東京に行くとき、ぜひアポを取りたいと思える、話をしていて楽しい子であった。

 

 

 

3人目の連れ出し。女性に対する理解がまだまだ足りていない。

 

本当にいろんなタイプの女性がいるはずだ。自分が接したことのないタイプの女性、態度を取る女性がいるはずだ。

 

今回は何とか読んで、結果的に正解を掴むことが出来た気がしているが、まだまだ圧倒的に経験が不足していることを感じた。

 

別に自分で経験を積む必要はない。ナンパ友達としょうもない会話をして、頭の中にたくさんの引き出しを作る必要がある。

 

単なるナンパの実力向上だけでなく、女性という生き物への理解を深めたい。

 

 

 

 

 

【翌日以降に向けて】

ようやく3日目のブログ執筆が終わった。

 

ナンパとブログと睡眠だけで一日があっという間に過ぎ去っていく。他のことをする時間と心の余裕が一切ない。

 

疲れてはいるが、コンディションは今のところ悪くない。ゆっくりと休んで、4日目の夜に備える。

 

古都の気温はとても高い。かなり厳しいストになるだろう。人の数の少なさにも苦労することになるだろう。

 

丁寧な声かけで勝機を手繰りよせる戦いになるかもしれない。

 

 

 

 

 

【総括】

(3日目)

 活動時間:6時-1時半(7時間半)

声掛け数:34

連絡先数:3

ゲット数:1

 コスト:1.7万円(ホテル1.2万円、バー・居酒屋3千円、カフェ千円、タクシー千円)

 

 

 

(1日目-3日目)

 活動時間:18時間半

声掛け数:93

連絡先数:9(10%)

連れ出し数:6(6%)

ゲット数:2(2.2%)

 コスト:4.9万円(ホテル3.5万円、バー・居酒屋9千円、カフェ千円、タクシー4千円)

 

 

 

 

 

3日目の朝。何度も寝て、起きて、を繰り返す。

 

昨晩タイ人を見送ったのは3時を過ぎていた。身体がダルいのは仕方がない。どうしようもない。

 

まだ2日目が終わったところにも関わらず、この疲れはあまり良くない。

 

午後になってブログを書き始める。初日よりも分量が増えている。体力面では確かにしんどい。

 

それでも、書くことが多いのは良いことだ。それだけ行動をしてきた証であるし、それに対して考えている証でもある。

 

夕方には書き終える。その後、少し休憩をして、軽く夕食をとってホテルを出た。

 

 

 

 

 

まだ陽が出ている時間帯だった。夕方の雰囲気は好きだ。鮮やかな夕日がきれいだ。一日がまもなく終わる。感傷的な感覚を覚える。

 

体力は朝と比べれば回復している。気力もみなぎっている。街には昨日と同じように数えられないほどの人がいた。

 

 

 

 

 

ノックを始めて3日目、3回目の台詞だ。

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、ゲームの始まりだ。

 

 

 

 

 

 

 

1声目、2声目、ガンシカ

 

当たり前のことだ。ガンガン数を稼ごう。

 

 

 

3声目、身長が175はありそうな欧米人

 

オープンするも「なぜこの人は私に声をかけたのか」という不思議な表情をされる。上手いトーク運びが一切出来ない。怪しいと思われて立ち去られる。

 

外国人は難しい。言葉が口から流れ出てこない。自分よりも身長が高く、見上げる相手に対して萎縮してしまっている。

 

ストナンノックとは違うが、これはこれで悔しい。克服したい気持ちが沸いてくる。

 

 

 

6声目、身長が高くてスタイルが良い子

 

正直にタイプの子だった。ヒールのサンダルを履いて170cm超、黒のタイトなパンツ、ボーダーのトップス。

 

ガンシカ覚悟で声をかける。

 

オープナーは正確には覚えていない。素直にファッションと雰囲気を褒めた。間を空けて、緩急をつけて、当たり前のことでも多少でも面白い会話になるように意識を払う。

 

改札前でストップ、話しやすい場所へ誘導、和みを数分。時間制限でバーへの打診を行う。無事に通った。

 

 

 

相手の状況を詳しく確認する。

 

渋谷には勉強と買い物のために来ている。家は電車で15分ほどの都内。明日は仕事。

 

まだ早い時間帯だった。時間の余裕は残されている。

 

 

 

話し始めると最初の大人びた雰囲気が崩れ去っていく。

 

「黙っていると美人」と言われるタイプの子だった。話は面白い。声は大きい、突然話が飛ぶ、自分のことを良く話す、お酒を飲む、というユニークなキャラクターだった。

 

 

 

このような女性は嫌いではない。一緒にいて素直に楽しむことが出来ていた。酒が強い。運動をかなりしているらしく、食事もガンガン食べる子だった。

 

仕事の話、恋愛の話、セックスの話、楽しくなってきたのか、会話の内容はどんどん深くなっていく。

 

初めにあった警戒心は取れている。ボディタッチに対する拒否はほぼなくなってきた。ただし、好意的に受け入れられているというより、友達として認められている感じが強い。

 

 

 

男女の友情、という話が上がった。彼女の言葉はこうだ。

 

 

 

「女性は男性と友達になれる。男性は違う。私は友達として良いと思っていた人でも、向こうはそうではないことが何回かあった。」

「男女で友達になることは難しいとはわかっている。それでもいい友達が出来れば嬉しい」

 

 

 

 

 

拒絶か、それともテストか。

 

 

 

 

 

いずれかわからなかったが、私は回答を間違えたらしい。

 

 

 

 

 

距離を詰めすぎない、口説きすぎないことは意識していた。楽しく飲んで、和み、素直に興味があることだけを伝えていた。

 

 

 

職場の上司と寝た話、過去に浮気をした話、今の彼氏にも飲み会に行くことを黙っている話等、相手の情報は十分すぎるほど引き出せていた。相手の求める男性像に合うように振舞っていたつもりだった。

 

 

 

好意はあるがあくまで友達としての好意に留まってしまった。相手の土俵で戦ってしまっていた。

 

自分のことを話す時間をあまり取れなかった。引き込むことが出来なかった。

 

 

 

 

 

会話が盛り上がっているタイミングで切り上げる。お店を出ることを促す。着いてくる。

 

次の店の打診が通らなければ損切りのタイミングだった。翌日の仕事グダをこの状況から崩すことは出来ない。

 

 

 

 

 

案の定打診は通らない。見送って放流。

 

 

 

 

 

エネルギーのある女性は好きだ。ただし、いつも向こうのペースに巻き込まれてしまう。

 

会話の流れをコントロール出来れば十分に勝機はあったはずだ。楽しく飲めて、盛り上がって、和んだけれど続かない。悔しい敗北だ。

 

 

 

 

 

まだ時間に余裕はある。10時にもなっていない。声かけを継続する。

 

 

 

 

 

 

 

19声目、髪色の明るいお姉さん

 

おしゃれな雰囲気。髪は明るいがギャルではない。大人っぽさもある。全体的にオシャレだけどカジュアル。

 

買い物袋をネタに声かけ。何の工夫もない声かけでも、お酒が入った楽しい雰囲気が伝わったのかオープン。平行トークで情報を引き出す。

 

 

 

 

 

「本当に暑い。喉渇いた」

 

 

 

 

 

カフェの目の前だった。会話の流れとは別に向こうが小声で呟く。

 

 

 

 

 

自分の発言に気づいているのか?意図的なのか?

 

内心は動揺するが、態度には出さずに「じゃあ」という流れでカフェに連れ出し。

 

夏限定のメニューを見て、印象をカップルのように伝え合う。それぞれが別のものを注文。

 

 

 

席について、改めて会話を開始する。

 

20台中盤、ファッション関係、仕事は拘束時間が長く休みは不定期、渋谷からタクシーで帰れる距離で一人暮らし。

 

買い物袋は友達への誕生日プレゼント、これから待ち合わせ、という状況。

 

 

 

会話は楽しく進む。負けたとはいえ、先ほどの連れ出しの流れが生きている。女の子は終始笑顔だった。一瞬で男女の関係についても話が及ぶ。

 

「ナンパで知り合った男と関係を持つことは何度かあった、身内には手を出せない、共通の知り合いがいない相手がちょうどいい。」

 

相手の発言の真意はわからない。楽しくこちらを見て話をしてくれている。目は終始見つめてくる感じだった。

 

友達が渋谷に到着したという連絡が入った。残念ながらお店を出る。

 

 

 

女性:「これだけ楽しく話せてよかった。全然気を使わないで楽だった」

 

バーニー:「少しは気を使って話してよ。その言い方はどうなの?これから、友達と会うでしょ。そっちの方が気楽に楽しく話せるんじゃない?」

 

女性:「ごめん。そういうことじゃない。もちろんあなたのことを見て、気を使いながら話はしてる。でも、友達や職場の人達だと、どうしてもお互いの人間関係を大事にして、相手に気を使って話す必要があるから。お互いのこと全然知らないからこそ、変な気遣いがなく話せて良かった」

 

 

 

友達と飲んだ後、その友達は彼女の家に泊まることになるらしい。可能性は低いがブーメランは投げる。

 

もし後で合流出来そうならその時は連絡するように伝える。ホテル近くのバーの話をしておいた。理由付けの布石を作っておいた。

 

 

 

「次に東京に来ることがあったら、私の家に泊まりなよ。すぐ近くだから。ごめん。友達のとこ行くね」

 

 

 

最後に彼女はそう言って歩き去っていった。

 

 

 

 

 

ブーメランが回収出来る可能性は低いだろう。それでも、ここまで短時間で和めたことは良かった。流れはいい。

 

1人目の連れ出しでお酒を少し飲みすぎてしまってはいたが、心も身体も問題はない。まだまだ戦える。ブーメランを待つのではなく、積極的に次に行こう。

 

 

 

 

 

ガンガン声をかけるが、シカトが続く。

 

 

 

 

 

34声目、チェックのワンピース、フリルのバッグ、即系の匂いがする女の子

 

携帯にとても集中している子に声をかける。驚くようなスピードでラインのやり取りをしている。

 

「彼氏とのケンカ?友達からの修羅場相談?」

 

会話は成り立つものの反応は良くない。キャッチボールが出来ない。一方的に自分のことを話すことが多い。

 

時間は1時前後、粘るべきかの判断を迫られる。

 

 

 

 

 

ブログに対してゆうたろうさんがコメントをくれた。飲み会で一度会っただけにもかかわらず、ブログを読んでしっかりと分析してくださった。

 

 

 

「粘りが不足している。綺麗にやろうとして、本来いける層を勝手に自分で損切りしてしまうケースが発生しているのでは。泥臭く打診をし続けてみてはどうか」

 

 

 

粘りと損切りの判断は、まだまだ下手な自覚がある。

 

粘ればいけるのに切ったら取りこぼす、損切りすべきところを粘れば時間がまるまる無駄になる。

 

ナンパのとても難しいところだ。その判断が上手い人こそがナンパが上手い人なのだろう。

 

今回のノックでは、数や効率を意識するからこそ、粘りが足りない場面があったかもしれない。

 

 

 

粘ることを決めた。

 

 

 

徐々に会話が成立してくる。ライブ帰り、これからロッカーに荷物を取りに良く、ネットカフェに宿泊する予定。

 

ただのラッキーでしかない。粘らなければ情報を引き出すことも出来なかった。

 

向こうから私のホテルに泊まれるかどうか打診をしてくる状態。

 

 

 

このようなケースはあまり経験がない。やばいメンヘラではないことはやり取りからわかっている。ただ、普通の女の子ではない。違和感はとても残る。

 

 

 

軽いギラをしかけても流される。嫌がっているわけでも、受け入れるでもなく、綺麗に流すわけでもない。面倒くさいように流す。

 

 

 

必死で頭を働かす。果たしてこの子をホテルまで連れ出していいのか。

 

 

 

連れ出すということは、泊めることになる。荷物を持ってくることになる。

 

食いつきは怪しい。ここからのトーク口説きに更に時間を使うことになるのではないか。

 

それにブーメランを仕込んだ子の方がずっとスト値が高い。前の子は派手ではありつつもやさしそうな雰囲気が好きだった。余計に悩んでしまう。

 

 

 

自信はなかった。彼女は私に好意を持っていない。切られるラインではないだけ。今晩の宿を探しているだけ。その対価にセックスを支払うだけ。

 

そんな気がした。だからこそ、ギラに対して興味のない流し方をするのだろう。

 

クロージングは正面からかけられない。破綻させたくはなかった。セックスを匂わすような会話で様子を見る。反応はない。受け入れでも否定でもない。

 

 

 

踏み込んでみることにした。ホテルへ。

 

 

 

ギラ。キスやハグに多少の抵抗はあるものの、そこから先はスムーズだった。

 

 

 

はっきり言って達成感のあるゲットではない。結果を優先したことは否めない。

 

 

 

【振り返り】

楽しく、集中して、良い流れを感じながら取り組むことが出来た。犬1日目と全然違う感覚だった。

 

街に慣れたこともあるが、気温と湿度が下がったことも大きな要因だった。

 

自分のコンディションは自分で整えるものだが、どうしても環境の影響は受けてしまう。それを実感した。

 

 

 

一人目の連れ出し負けは本当に悔しい。タイプだっただけになおさらだ。

 

「主導権を握る、自分の世界に引き込む、相手の土俵で戦わない」

 

過去に反省したことは何度もある。頭ではわかっている。それが出来なかった。

 

無理に優位に立とうとして力を入れる必要はない。自然に引き込めなければ、到底勝てる相手ではない。

 

トークの最中に意識が不足していた。流れに任せるがままにしてしまっていた。これは多いに反省だ。

 

 

 

2人目の連れ出し。ここまで短時間で順調にいったことは驚きだ。時間を使うことが出来ていれば、ゲットは出来ていたはずだ。

 

特に意識することなく、スムーズに会話を組み立てられたことに自分で驚く。成長を感じられる。

 

とはいえ、何が上手くいった要因なのかはわからない。

 

相手の話を聞く、興味を持つ、共感する、認める、適度にいじる、深い話に誘導する。

 

基本的な点は理解していても、その女性のどこに何が響くのはまだわからない。次回東京に行くとき、ぜひアポを取りたいと思える、話をしていて楽しい子であった。

 

 

 

3人目の連れ出し。女性に対する理解がまだまだ足りていない。

 

本当にいろんなタイプの女性がいるはずだ。自分が接したことのないタイプの女性、態度を取る女性がいるはずだ。

 

今回は何とか読んで、結果的に正解を掴むことが出来た気がしているが、まだまだ圧倒的に経験が不足していることを感じた。

 

別に自分で経験を積む必要はない。ナンパ友達としょうもない会話をして、頭の中にたくさんの引き出しを作る必要がある。

 

単なるナンパの実力向上だけでなく、女性という生き物への理解を深めたい。

 

 

 

 

 

【翌日以降に向けて】

ようやく3日目のブログ執筆が終わった。

 

ナンパとブログと睡眠だけで一日があっという間に過ぎ去っていく。他のことをする時間と心の余裕が一切ない。

 

疲れてはいるが、コンディションは今のところ悪くない。ゆっくりと休んで、4日目の夜に備える。

 

古都の気温はとても高い。かなり厳しいストになるだろう。人の数の少なさにも苦労することになるだろう。

 

丁寧な声かけで勝機を手繰りよせる戦いになるかもしれない。

 

 

 

 

 

【総括】

(3日目)

 活動時間:6時-1時半(7時間半)

声掛け数:34

連絡先数:3

ゲット数:1

 コスト:1.7万円(ホテル1.2万円、バー・居酒屋3千円、カフェ千円、タクシー千円)

 

 

 

(1日目-3日目)

活動時間:18時間半

声掛け数:93

連絡先数:9(10%)

連れ出し数:6(6%)

ゲット数:2(2.2%)

 コスト:4.9万円(ホテル3.5万円、バー・居酒屋9千円、カフェ千円、タクシー4千円)

ゲット数:1

 コスト:1.7万円(ホテル1.2万円、バー・居酒屋3千円、カフェ千円、タクシー千円)

 

 

 

(1日目-3日目)

活動時間:18時間半

声掛け数:93

連絡先数:9(10%)

連れ出し数:6(6%)

ゲット数:2(2.2%)

 コスト:4.9万円(ホテル3.5万円、バー・居酒屋9千円、カフェ千円、タクシー4千円)