Barney's blog

アラサーのナンパや恋愛のブログ

リスクについての法律相談

ナンパ生じるリスクについてずっと考えていた。無理なことはしていないつもりだが、トラブルに陥る可能性はゼロではない。女性の態度を読み違えてしまう可能性は当然ながら存在しており、リスクのある行為だという認識は常に持っていた。

RNAの件が報道で大きく取り上げられたことにより、女遊びやナンパに対するスタンスを今一度考える機会を持った人も多くいることだと思う。

今回の報道の少し前ではあるが、リスク管理のために弁護士への有料の相談に行ってきた。この記事ではその内容を共有したいと思う。

当たり前の話ではあるが、女性を傷つける行為は絶対にNGであるし、この記事は犯罪行為をごまかすためのものでないことは明記しておく。

また、会話の記憶を頼りにこの記事は書かれているため、法律の理解や解釈が誤っている可能性があることも合わせて明記しておく。

 

<目次>

1.女遊び・ナンパにおける犯罪とトラブル

2.リスクのある女性のタイプとリスクを高める行動

3.リスクを減らすためには

4.問題が生じた際の流れと対応

5.最後に

 

<1.女遊び・ナンパにおける犯罪とトラブル>

暴行や脅迫によるレイプ(強制性交)ではなく、判断力のない状態での性行為(準強制性交)として問題になるケースの方が多い。

レイプでないセックスのトラブルの場合には、準強制性交として問題になった場合でも、不起訴となり事件化しない場合が多い。

検察が起訴するのは99.9%有罪と判断した時であって、男女の関係によるトラブルを、自信を持って犯罪だと判断することは難しいことが実情である。

 

ただし、2017年の法改正とRNAの事件によって警察の動き方は変わっているという。

今までであれば女性から訴えがあっても、「当人同士の話、強制性がどこまであったか定かではない」と警察が初期に判断し調査をしない場合もあった。しかし、昨今の動向を受けてしっかりと調査を行う流れに変わっている。

後々「なぜあのとき調査をしなかったのか」と、問題になることを避けるために警察は動く必要がある。

 

女性から合意がなかったと訴えがあった場合、感情によるものだけでなくお金が絡む場合も存在している。

感情は辛い場合、傷つけられたと感じる場合である。相手の反省している様子や謝罪を求めることもあれば、法律的な処罰を望むことも当然ながらある。女性の被害感情が強く、有罪であれば服役することになる。

お金は示談金を目的にしている場合である。男性にしてみれば恐ろしい話ではあるが、ありえる話である。

 

<2.リスクのある女性のタイプとリスクを高める行動>

(1)リスクのある女性のタイプ

夜の繁華街で出会う女性の中にはリスクが高い人がいるため、避ける方が好ましい。また、彼氏や旦那がいる女性の場合もトラブルに発展する恐れがあるため止めておくべき。

 

●泥酔している女性

泥酔し意識がない女性と性行為を行った場合には、準強制性交の罪に問われる。

仮に意識があるように見えたとしても、朝になったら覚えていないと言われる可能性は存在している。

 

●風俗業や水商売を職業としている女性

職業を差別するわけではないが、他の仕事をする人達と比べて異なった価値観を持っている場合が多い。

性とお金に対する意識が違うためにトラブルに発展する可能性が他の女性と比べると高い。

周囲に彼女を利用してお金を稼ごうとする人間がいた場合、「合意がなかった」と後から言われる可能性がある

 

●悪意を持つ女性

男性への被害の訴え、示談金の入手を初めから目的としている女性は存在する。

「明らかにやられた」というケースを聞くことはある。大阪の場合深夜のクラブの話である。

 

●彼氏や夫がいる女性

合意の上の性行為だったとしても、彼氏や夫に発覚した場合に、「無理やりされた」と女性が嘘をつく場合がある。

男性は感情的になって女性を守ろうとするため、トラブルに発展してしまう。女性が本当のことを言えば問題はすぐに終わるが、引っ込みがつかなくなる場合では揉めることになる。

 

 

(2)リスクを高める行動

常識的な恋愛行為から外れる言動はすべてリスクを高めることになる

 

●無理やりお酒を飲ませて性行為に及ぶ

直接的な犯罪行為であるため、女性に無理やりお酒を飲ませて性行為に及ぶことは絶対に行ってはならない。

 

●男性が複数人

男性が二人、女性が一人の状態で合意がある場合はあるだろう。

しかし「言うことを聞くしかなかった、恐怖があった」という場合もあり、問題になる可能性が高く非常にリスキーである。

 

●酔っている女性との性行為

女性がお酒によって記憶がなかったことが一番問題になるケースである。相手が進んで飲む場合であっても本当に注意をするべき。

 

●出会ったその日に関係を持つ

その日の内に女性とセックスをすることはリスクを高める。

前後の関係がない分だけ、女性からの訴えがあった場合には「強制だったのではないか」と警察が考える余地が生まれる。

「知り合って、お互いに好意があって、やり取りがあって、何度か会ってセックスをした、やり取りが続いている」となれば、自然なことであると判断される。また、やり取りの記録が客観的に残るため安全である。

 

●ブログ・ツイッターの利用

インターネットでの情報発信や交流は直接的にリスクを高めないが、女性からの訴えがあって警察が調査を始めた場合には不利に働く。

「日頃からナンパを繰り返している、セックスを求めている人物」と判明した場合には厳しい目で見られることになる。

ブログやツイッターから捜査を始めることは基本的にありえないが、仮に捜査の対象になった場合には不利になる。

 

●写真・動画の保管

ブログやツイッターと同様に警察の調査で保有していることがわかった場合には不利に働く。

性犯罪の疑いを持つ人物はデータを保管している可能性が高く、真っ先に確認をされることになる。

 

<3.リスクを減らすためには>

 

●客観的な事実を記憶する

何時にどのお店にいたかしっかりと覚えておく。女性から訴えがあったにもかかわらず、お酒の飲み過ぎで店や時間を覚えていない場合には相当不利に働く。

 

●防犯カメラの映像に映る場所を移動する

繁華街には防犯カメラが多数あるため、そこで二人が仲良く歩いている様子が記録に残れば有力な証拠になる。

「男性が女性に肩を貸さなければ歩けない、抱きかかえている」となった場合には強制の疑いが非常に強まるが、自分の足で歩いている場合には、無理やりセックスをされたとは判断しづらい。

密室の中で何が起こったのかは結局のところ誰もわからない。男性と女声のお互いの主張が異なる場合には、客観的な証拠が重要視される。

 

●写真や動画は残さない

RNAの場合には和姦の証拠として録画を奨励していたが、完全に悪手である。

被害者にとっては感情的に許しがたい事実となり、示談になる可能性があったとしてもそれを潰してしまう行為である。

合意の上であると証拠を残したい場合には、二人で仲良く写っている自撮り程度に留めるべき。

 

●出来ればラブホテルを利用する

場所は自宅であってもホテルであってもリスクの差はあまりないが、監視カメラに映りやすい分ラブホテルの方が安全である。

自宅の場合には、「友達だった、食事をするだけのつもりだった」、と女性から言われる可能性がある。

また、ホテルの場合であっても、寝るためだけだった、酔っ払っていて休むためだった、と言われる可能性は存在している。

ラブホテルの場合には繁華街に位置することが多いため、向かう途中で防犯カメラに記録されているはずであり、二人が仲良く歩いている証拠が残っていれば客観的に合意があったと判断される可能性が高い。

 

●女性と前後のやり取りを行う

性行為をした後のやり取りは残しておくべきである。

後にLINE上で楽しく会話が出来ていれば、あるいはもう一度会っていれば、合意の上だったという強い証拠になる。

女性にヤリ捨てだった、と思わせた場合、男性への好意が一転して恨みに変わる可能性があるため、急に連絡を断つことは好ましくない。

 

●PCやスマートフォンに記録を残さない

捜査の対象になった場合にはPCもスマホも預かられることになるため、身ぎれいな状態にしておくことが望ましい。

逮捕されて没収されるケースは珍しいが、任意の事情聴取の際に提出を求められる。警察の言い方としては「とりあえず見させてほしい」。

拒否することも出来るが、より疑いが強まるため提出をした方が無難である。

上述の通り、ナンパのブログやツイッターアカウント、動画や写真などは警察の心象を悪くすることになる。

データにパスワードをかける、クラウドに保管する等で隠すことは出来るが、結局のところ任意で提出すべきである以上、捜査には全面的に協力する方が好ましい。

なお、任意提出の場合には帰ってくるまでの期間が早い。没収された場合には返還の手続きに手間がかかりすぐには帰ってこない。

 

<5.問題が起きた際の流れと対応>

●問題となる3種類のパターン

問題が起こる流れは大きく3パターン存在しているが、女性から男性に連絡が入るケースが一番多い。

 

①女性から男性に連絡がある場合

女遊びやナンパの場合にはこのケースが一番多い。女性は直接警察には行かず、まずは男性に対して連絡をする。

警察に直接伝える場合は、刃物で脅された、連れ去られた、などの本当のレイプの場合が多い。

 

女性が強制性と被害を訴える場合には、お金を求めている場合と感情的に辛い場合の2つがある。

相手から連絡があった時点ではどちらが問題になっているかは判断出来ない場合が多い。女性とやり取りを続ける中で何が問題なのかを理解し、適切に対応を行う必要がある。

 

お金の問題だとわかった場合には、そこから解決までの流れは早い。

 

感情の問題の場合には、問題は難しいが、まずは女性は男性に連絡を取ることが多い。

自分に被害を与えた相手が困っているところ、許しを請うているところ、反省をしているところを見たいという、人間の欲望は存在している。

警察に訴えてしまうと、当事者間のやり取りはなくなり男性の反応が見られなくなるためだ。

 

女性だけの問題ではなく、彼氏が関わっている場合もある。彼氏にレイプをされた、合意ではなかったと嘘をつくケースがある。彼氏は当然ながら怒りを感じるし、女性は後にひけなくなっておりややこしいことになる可能性がある

 

女性から訴えがあった場合には、あくまで合意あったという認識を示しながらも、相手の感情を傷つけたことに真摯に謝罪する。

無理やり性行為に及んだと認めた場合には、その後の証拠になってしまう。合意があったという自分としての認識を相手に伝えるべきである。

その一方で感情的傷つけてしまったこと、相手が辛い思いをしていることに対しては謝罪をするべき。

女性から連絡があり、やり取りを始めて、内容がわかってきた時点で弁護士に相談をするべき。

 

②警察から任意の事情聴取を求められる場合

いきなり逮捕される例は少なく、警察から連絡があり呼び出されることになる。連絡があった時点で弁護士に相談をするべき。

 

③逮捕される場合

稀なケースではあるが逮捕されることもある。その際は即座に弁護士に相談をする。

逮捕された場合には、職場への連絡は家族から体調不良として伝えるべき。

短期間で釈放された場合であれば、体調不良として通じる場合がある。警察が逮捕した事実を一般に公開することはなく、会社への連絡は入らない。

言いづらいことではあるが、万が一何かあった場合には会社へは体調不良と伝えてくれ、と家族に頼んでおくべき。

夫婦の場合には逮捕されたことが妻に直接伝えられる場合が多い。一人暮らしの場合には家族への連絡が遅れる場合が多いため、警察に頼んで連絡をする。

弁護士から職場に連絡をした場合には、なぜ休んでいるのか、を理由を伝える必要が生じてしまうため好ましくない。

 

●弁護士費用と示談金

私が相談をした事務所の場合ではあるが、身柄を拘束された場合には200万円、警察の呼び出しや女性と問題を協議をしている場合には150万円が費用の基準であった。

費用の種類は、着手金、成功報酬、出張日当の3つ。都度支払いをするのではなく「預託金」としてまとまった金額を支払う。事件後に残額が生じればその分は返済される。

女性への示談金は100万円が目安だという。

(法律事務所によって費用は異なるし、女性との示談金も状況によって異なるだろうが、300万円ほどのまとまったお金が必要になることを認識しておく必要がある)

 

<5.最後に>

この記事がきっかけとなり少しでも考える機会を持って貰えれば、書き手としては嬉しく思う。

私自身、法律相談と記事の執筆を通して深く考える機会になった。

100%合意があったとしても、女性が彼氏にウソをつく、示談金目当てであった、というリスクは常に存在している。

女性と接する機会が増えれば増えるど、そのリスクが高まることは理解しておくべきだ。

当たり前のことではあるが、法律と一般常識を理解し、行いのリスクを認識し、絶対に女性を傷つけることがあってはいけない。