Day 4 ストナンノック -見知らぬ土地とコミットの相乗効果-
朝7時。夜を過ごした女性の都合に合わせて起床。
ホテルまではタクシーで来ていたので渋谷駅まで歩いて案内をする。
太陽の光に照らされた街は、夜とは大きく変わって健全な雰囲気だった。
この時間でもナンパが出来るのでは、という淡い期待はあったがもう8時近くになっており難しそうだった。
少し寝てブログに取り掛かる。何かもう取り憑かれているようだ。書かずにはいられない。
過去、あれだけ書こうと思っても書けなかったことが嘘のようだ。やるしかない残された道はない。
古都に到着。想像していたよりも暑い。35度を超える気温は久しぶりかもしれない。
街の様子を見つつも、ホテルへとチェックインをする。
この街は数度訪れたことはある。しかし夜遊びやナンパをしたことはなかった。新しい土地でどのようなドラマが起こるのか、気持ちが高まってきた。
ストリートナンパノック4日目、折返し地点
さぁ、ゲームの始まりだ。
1声目、反応は取れる。犬のガンシカとは種類が違う。しかし反応は薄い。無理にトークを続けても、バイトなんで、との回答
2声目、3声目も同様。20代前半の子に声をかけていた。これから飲食店のバイトが始まる時間のようだった。
ナンパに集中するべきところを、鴨川の辺りでビールを飲みながら少し休憩をする。
とても夏らしい風景だ。遠くには山も眺められて良い感じだ。
連れ出し先として夜の鴨川を使いたいと強く思った。
7声目、友達との待ち合わせ中の子。カジュアルな雰囲気
時間があるため街をぶらついている。そのまま並行して歩き会話を続ける。
合流までには時間が少しだけあるようだった。シンプルに喉が乾いたことを利用してカフェへ連れ出し。
15分ほど世間話や恋愛話で和む。会話の流れは握れているし、相手から良い反応は引き出せている。
残念ながら友達が来てしまったようだ。後で合流することを打診だけして、その場は解散。
8声目、ダンサーの韓国人風の子、白のオーバーサイズのトップスにタイトな黒のパンツ、派手なメイク
簡単にオープン。とてもノリがいい。歩いてわずか数分のタワーマンションに住んでいることがわかる。エントランスは豪華。
家族との食事の予定。入り口で楽しく話せたお礼を伝えて解散。
流れは悪くない。十分に楽しく会話をすることが出来ていた。人の数はちょうどよい具合だった。
まだ目に見える結果は生まれていないが、この流れで声掛けを継続する。
15声目、疲れている様子の子、モノトーン、バイト帰り
朝早くから働いており疲れ切っている様子。つい気になって声掛け。完全に家に帰りたい様子。連れ出せる感じは一切しない。
ただ、彼女がマクドで休憩をするらしく自分も休憩だと思って店内へ。
たわいもない話ばかりだが、疲れていた女の子が楽しく笑顔で話をしてくれる様子を見ることは嬉しい。10分程度で退店。
10時半、人がまばらになってきた。
バイト終わり、友達と別れた後、ソロの子が多く見られる時間帯になって、声掛けの数自体は伸びるものの連れ出しには全く至らない。焦りが生まれてくる。
11時半、更に人の数が減ってきた。いわゆるヤンキー風の男性グループが増えてきた。これからクラブに行くのだろう。皆とても楽しそうな様子だ。
この時点で40声は過ぎていた。コンディションは悪くない。疲れはあるものの街を歩くことは苦痛になっていない。女性とは笑顔で楽しく話せている。
何がいけないのか。考えても残念ながら答えは見えなかった。
距離をとって話かけている。相手のことを観察して褒めていじっている。笑顔で楽しく振る舞えているはずだ。自己開示もできているはずだ。
自分のナンパを相手の目線、第三者の目線で客観的に見るように岩クマーさんにアドバイスをもらっていた。
ナンパっぽさが強いのか?前のめりなのか?もっと自然に会話をしたらよいのか?
考え続けながら、一つ一つの声掛けを続けるしかない。時間はすでに12時を回っている。
あともう1声できる。あと30分はいける。少しずつ少しずつ、諦めることなく取り組み続ける。
44声掛け目、コンビニの前で座り込むワンピースの子
友達はすでに帰ってしまったらしい。更に会話を進めるとにシングルマザーとわかる。
子供の都合で普段夜遊びは出来ないらしい。あまりない機会だから全然遊び足りないらしく、この先どうするか考えあぐねているようだ。
わずか10分で向こうからホテルで飲むことを提案。昨日に引き続き相手から打診を受けることになった。
断る理由はない。会話はしっかりとしている。この流れなら大丈夫だ。
ホテルへ到着。ノーグダでゲット。
遊び足りない発言は本当だった。彼女はとても積極的だった。お互いに楽しい時間を過ごすことが出来た。
2回終えた後にシャワーを浴びる。
「もう一回セックスする?出来なければ私はもう行く」
そう言って彼女は再び街へと出ていった。
単純に遊び相手を探していたのだろう。なぜ私が選ばれたのかわかない。
理由は聞いてみたが何も出てこない。容姿、雰囲気がある程度okであれば誰でも構わなかったのだろう。
時間は2時半だった。クラブのあるエリアまでは徒歩で10分程度だ。
まだ気力は残されていた。戦うことを決める。
インソールの靴を履いて、髪を普段よりもアップにする。
仕事帰りのキャバ嬢、ウェイトレス、女性二人組。男性グループと一緒におらず、声をかけれそうな対象には手当たり次第声をかける。
数はとても少ない。この時間の声掛けはあまり効率的ではないが、一人でも反応がいい子を引き当てればいい。黙々と続ける。
55声目、アメリカ人のハーフ。見た目は外国人の雰囲気が強いが日本語は完璧
反応はいい。十分に会話は成り立つ。このままの流れでいけるか。
空腹ということで一緒に食事へ。短い時間であるが和めていた。楽しい雰囲気は作れていた。
ただし、店を出て軽くギラついても通用しない。激しい拒否ではないが、全く主導権は取れない。
トークを続けて粘るも難しい。断念。
気づいたら時計は4時を回っていた。10時間も完ソロでストリートナンパをしていたことになる。
どう考えてもアタマがおかしい。
知らない土地で新しいことに本気で取り組むことは、どうやら私にとって非常に楽しいようだ。
【振り返り】
どうしても泥臭くなってしまう。時間と数をかけなければ結果は生まれない。それが今の自分の実力であることが改めてわかった。
最後の連れ出しの反省。雰囲気の作り方が下手だ。
言葉や態度で直接示しすぎているのかもしれない。もっと一歩引いて、相手から寄ってくるような口説きをイメージしなくてはいけない。
押し引きの考え方が弱い。今自分がどの状態にいるのか。もっと客観的に見られるようにしなくてはいけない。
結局のところ、声掛けの数をかせいで、ナンパに寛容な状態の女性を探す単なる作業なのかもしれない。一晩にこれだけ街を彷徨っているとそのような気持ちになる。
そこまで単純なものではないはずだ。自分の良さを適切に伝えられれば、より多くの女性を魅了できるはずだ。
ナンパは男性が女性を搾取するものではないはずだ。お互いに良い時間にすることもできるはずだ。
自分にとってのストリートナンパとは何か、という問いは、テーマとしては大きすぎてノック期間中には扱えない。
少なくとも、そのような問いが自分の中で芽生えたことはノックの成果の一つだ。
【総括】
(4日目)
活動時間:6時-4時(10時間)
声掛け数:62
連絡先数:6
連れ出し数:4
ゲット数:1
コスト:1.2万円(ホテル1万円、バー・居酒屋1千円、カフェ1千円)
(1日目-4日目)
活動時間:28時間半
声掛け数:155
連絡先数:15(9.7%)
連れ出し数:10(6.5%)
ゲット数:3(1.9%)
コスト:6.1万円(ホテル4.5万円、バー・居酒屋1万円、カフェ2千円、タクシー4千円)