Day 7 ストナンノック -冷静と情熱-
7日目が遂に訪れた。
昨晩はある程度早めに切り上げたため、体調は悪くない。
若干の眠気はあるものの問題はない。大丈夫だ。最終日もやり切れる。
最終日に選んだ場所はUだ。三、犬、古都の3つの街でストナンをしてきた。
いよいよ4つ目だ。ホームグラウンドだ。人の流れも、店も、時間による街の雰囲気の違いも、ほぼ理解出来ている。
時間帯ごとにどの場所でどのようなプレイをするかだけは、正直に言って自信は持てなかった。
肩の力を抜いて、街の空気と自分の感覚で柔軟にやるしかない。
ストナンノック最終日、7日目
さぁ、ゲームの始まりだ
声掛けに抵抗はない。数だけはどんどん増えていく。決して雑な声掛けはしているわけではない。大丈夫だ。
早い時間帯はどうしても飲み会や待ち合わせに向かう子ばかりだった。
道案内のボランティアを3回はやってしまった。
相手のためになるし、自分がより社交的な気持ちになれるから、道案内をすることは好きだ。
声をかけた子が韓国人で、なかなか入り組んだ場所にある蕎麦屋を探していた。
間違いなく時間は5分ほどロスするが、まぁいっか、程度の気持ちで案内をする。
暗い路地にあり「こんなところにあるんだ!」と驚いていた。喜んでもらえた。
「旅行を楽しんで。じゃあね」と連絡先を聞かずに立ち去る。
歩いて数秒、すでに距離は離れているのにもかかわらず、声をかけられた。
「今晩は楽しんでね。本当にありがとう!」
ありがとう。全力で楽しんでいる最中だ。もっと楽しくなるように頑張るよ。心に誓った。
32声目、一人でヘパリーゼを飲んでいる子
イジったらオープンする。「一人でヘパリーゼを飲んでいるところを見られたら恥ずかしい」とのこと。確かにそうだ。
楽しくお酒や飲み会について話をして解散。連絡先だけは聞く。
42声目、服装にまったくスキのない美女
北新地にいそうな雰囲気。迷わず声掛け。
オープンはする。一切食いつきはないが、社交的に会話に応じている状態。
いじりつつ、褒めつつ、盛り上げることだけを意識する。決して卑屈になってはいけない。
素直に声をかけた理由を伝え、連絡先の交換を提案。
仕事用のLINEアカウントを聞くことになった。モデルの仕事をしているらしい。
どのようなモデルかはわからないが、明らかに外見を売りにしている女性のため納得。
ゾーンへ。クラスタの人たちがいた。
Uのメンバーはまだまだ知らない。初めて会う方と挨拶をする。
星野さんとは名古屋の赤以来にお会いする。同世代のため素直に嬉しかった。
一歩さんはノックにずっとコメントをくださっていた。古都について話をする。やる気をいただく。
ソクラテスさんは飲み会でお見かけしただけだった。改めて自己紹介をすると「ノックをやっている人ですか!」と、とても驚かれる。
すぐにお酒とレッドブルをご馳走してくださった。ご馳走さまでした。
書ききれないが、他にも何名からの方とお会いすることが出来た。
完ソロでの声掛けが40を超えているところで、軽くでも合流出来るのは本当にありがたい。気力を回復させて再度声掛けを再開する。
50を超えてもまだ十分な手応えを感じる子に出会えていなかった。楽しく全力で取り組めてはいたが、見切りが早くなり過ぎていたのかもしれない。
結局のところ数の勝負、めぐり合わせの勝負だということはこの6日間でわかりきっていた。少しでも相手の心が開くよう、声をかけ続けるしかない。
空になったカップをネタに声掛け。一切こちらは見ないが会話は通じる。ok、もう少し粘ろう。
15分ほどは話しただろうか。たわいもないことから、周りの人間観察まで。電車ではあるがUの近くに住んでいる子。一人暮らし。明日の予定がないことは確認出来た。
相変わらず視線を合わせないが、十分な和みが出来ている自信はある。
飲み物を理由に連れ出し。歩き始める。
初めはコンビニと伝えたが、理由をつけてバーを提案。問題なく通る。
出来るだけ駅から離れることを意識していた。相手が携帯を見るか、終電を調べるか気にかけていたが、その様子はない。
バーへ入り、話を深めていく。自分が聞き役に回ることが多いトークの展開だった。理解し、共感し、納得する。この流れを繰り返す。
お酒が入ったこともあって、どんどん饒舌になっていく。
これで大丈夫か?という不安は常に頭の中にあったが、自分の判断を信じるしかない。
「友達との人間関係で悩んでいる。相手がどう受け取っているかとても気になる」という趣旨の話だった。アドバイスではなく、肯定の形でトークを展開する。
「人間関係なのだから、相手のことを考えるのはごく当たり前のこと」
「それが出来なければコミュニケーションは成り立たない。家族でも、友達でも、仕事でもそれは一緒」
「相手の受け止め方、捉え方を考えなければそれはただのワガママ。友達なんて出来ないし、誰からも好かれない」
「気を使わず、自然に配慮が出来ている人もいるかもしれない。今の自分にそれが出来なくても、真面目に考えて頑張ろうとしていることは本当に大事だと思う。辛いかもしれないが、絶対に必要なプロセスだ」
仕事にも、ナンパにも通じる考え方だと思う。気づいたらつい熱く語ってしまっていた。
時間は12時を回っている。携帯を触ることはあり、その度にドキリとするが終電を調べる素振りは一切見せない。大丈夫。良い流れだ。
お酒を飲み終わったタイミングで、ようやく電車の話になる。
「やばい。帰らないと。タクシーでもいいから帰る」
どこまでが本当か、どこまでが形式か。
おそらく大丈夫とは思いつつも不安は消えない。
外へ出て、まだ時間を過ごすことを提案。タクシーで帰られては困ると伝える。
遠回しすぎたのだろう。
「ホテル行きたいならそう言えばいいじゃん」
【振り返り】
手堅いゲームが出来たと感じる。
慎重過ぎたことは否めないが、今の自分に出来る範囲で、丁寧に流れを作ることが出来た。
最終日に結果を出すことが出来て本当に良かった。
モデルの子、ネットで検索をかけたらやはり出てきた。写真で見るとよりスト高だった。
素直に褒めて、楽しく振る舞い、自らを下にすることなく会話をすることは出来た気がしている。
ただし、もっと情熱はあっても良かったかもしれない。もっと素直に相手の目を見て、真剣さを伝えても良かったかもしれない。
下出に出ないこと、素直に好意を伝えること。この2つの両立はまだまだ課題かもしれない。
アポが取れれば良いのだが、会話では食いつきを高めることは出来ていなかったと思われる。どうなることか。
【7日間のまとめ】
時間を置いて整理するが、現時点でおぼろげながら考えられる内容を記す。
・ソロストナンでのコミットは、個室への打診、短時間を目指す。技術を高める ・昼や平日の夜でキレイな子、可愛い子に絞って取り組む。アポを組むための精度を高める ・アポの流れを確立させる。数をこなす ・楽しくやる。バーでもクラブでも、気の合う仲間と楽しむ時は楽しむ ・ブログは継続する。アウトプットの力、コミットの力は偉大だ。
【総括】
(7日目) 活動時間:6時-1時半(7.5時間)
声掛け数:56 連絡先数:3 連れ出し数:1
ゲット数:1 コスト:1.1万円(ホテル8千円、バー・居酒屋3千円)
(1日目-7日目)
活動時間:53.5時間
声掛け数:282
連絡先数:31(10.9%)
連れ出し数:16(5.7%)
ゲット数:5(1.8%)
コスト10.4万円(ホテル7.3万円、バー・居酒屋1.7万円、カフェ3千円、タクシー4千円、クラブ7千円)
最後になりますが、ノックを応援してくださった方々、ブログを読んでくださった方々にお礼申し上げます。一人では決してやり遂げることは出来ませんでした。
様々な思いが心の中で錯綜しており、今の時点で言葉に落とし込むことが出来ていません。改めて、この点についても最終総括の記事の中でまとめたいと思います。本当にありがとうございました。